第11回 市役所十王町へ移転・新築

 昭和15年(1940)、市役所が現在地(十王町)へ移転新築された。それまで、市役所は籠田町(現康生通南3丁目)にあった。移転新築の背景は、昭和の御大典記念を祝すこと、旧庁舎が狭あいになったこと、更に老朽化などいくつか指摘できよう。敷地総面積1549・83坪、建築面積総延坪986・78坪、工費は33万7090円で、その内10万円前後は当時の菅野経三郎市長自身が有力者を歴訪して、篤志の寄付金を懇願して集めたということである。
 準戦時体制下での建築であり、物資統制のため変更して木造モルタル造りにせざるを得なかったという事情があった。本館は木造2階建てで、中央に塔屋を設け、上層は展望室、下層は防空本部となっていた。
     
  

  元岡崎市文化財保護審議会会長 渡邉 則雄  


(写真1枚目)竣工式は昭和15年9月19日に新装の議場で500余人の来賓を迎えて行われた。 
(写真2枚目)1階平面図(著者所蔵)

竣工式は昭和15年9月19日に新装の議場で500余人の来賓を迎えて行われた。
1階平面図(著者所蔵)

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