風しんに関する情報
風しんにご注意ください!(先天性風しん症候群の発生予防のために)
風しんはかつてはほぼ5年ごとの周期で全国的に流行していましたが、小児の男女に予防接種が導入された結果、ほとんど流行は見られなくなりました。しかし、それまで少ない数で推移していた報告数が平成23年以降成人男性を中心に増加傾向となり、平成24年の全国での風しん報告数は2,353例(暫定値)と過去5年間で最も多い報告数となりました。岡崎市内においても平成25度、5例(平成25年2月4日現在)の報告がこれまでありました。また、平成24年の全国での先天性風しん症候群の報告数が5例(暫定値)となり、今後増加することが懸念されています。
風しんとは
風しんとは風しんウイルスによって引き起こされる感染症で、主に咳やくしゃみなどの飛まつ(だ液のしぶき)により感染します。通常2から3週間の潜伏期間の後、発熱、発しん(顔から体幹から全身)、リンパ節の腫れ(耳の後ろや頚部など)が出現します。発しんは通常3日程度で消失します。一般に「三日ばしか」とも呼ばれています。
風しんは妊娠初期にかかると、白内障、先天性心疾患、難聴を主症状とする先天性風しん症候群の赤ちゃんが生まれる可能性があります。妊婦では特に予防が必要な感染症のひとつです。
風しんの予防方法
- 日頃から外出後の手洗い、うがいをしましょう。
- 風しんを疑う症状があらわれたら早めに医療機関を受診しましょう。その際には受診前に風しんの疑いがあることを医療機関に事前に連絡し、マスクを着用するなど感染を広げないように注意してください。
- 最も効果的な予防方法は予防接種を受けることです。定期予防接種の対象となるかたはぜひ予防接種を受けましょう。定期接種では麻しん・風しんの混合ワクチン(MRワクチン)として接種します。
先天性風しん症候群の発生予防のために
先天性風疹症候群を予防するため、妊娠を予定又は希望する女性及びその同居者の方、風しんに対する免疫が十分でない妊婦の同居者の方は風しんの抗体検査や予防接種を受けることをお勧めします。
岡崎市では風しん抗体検査及び予防接種費用の助成を行っています。対象者や助成金額等の詳細は以下のリンク先をご覧ください。