びお五本松 「びお五本松」の概要
「びお五本松」の概要
平成10年、旧環境調査センターの新築移転に伴い、施設に隣接する土地に、職員の手作りによるビオトープ計画が始まりました。池や水路を掘り、樹木や水生植物を移植し、魚を放流したあとは自然が勝手に作り上げていきます。
鳥の落とすフンから新たな植物が生まれ、暖かくなると池では、きれいな水生植物の花とトンボやイトトンボで賑やかです。
また、ビオトープの名称は、所在地の字名からとって「びお五本松」としています。
敷地
環境調査センターの西側にあたる約600平方メートルの敷地は、日当たり良好です。
池
約130平方メートルの広さの瓢箪池は、深いところは水深60センチメートル、浅いところは湿地になるように工夫しています。
樹木
常緑樹・落葉樹併せて約40種、約100本の市内に生育する樹木を移植しています。
水生植物
市内の小川や池に自然に生育する水生植物を根に付着する土と一緒に移植しています。
魚類等
市内でもほとんど姿を見せなくなった絶滅危惧種であるメダカや、カワヨシノボリ、シマドジョウなどが生息しています。
水の供給
造成当初は、当センターの排水を利用していましたが、平成14年に下水区域になったため、それ以降は、検査機器の冷却水及び雨水を地下の貯水槽に溜め利用しています。また、ビオトープ内に掘った井戸からの地下水もタイマーを用い補助的に利用しています。ビオトープの池と水路はポンプ配管され、水は常時循環しているため、水路や池の水生植物によって水は浄化されます。