我が家の住宅防火
準備しよう!我が家の住宅防火
住宅火災を発生させないために普段の生活から気を付けることや万が一、発生してしまった時の備えについて確認しましょう!
住宅防火でいちばん重要なことは、
- 火災を発生させない
- 火災を拡大させない
- 火災の早期発見
- 火災の早期消火
以上の4点がPOINTとなります。
そのために必要な対策と防火・防災機器の備えについて知っておきましょう!
- 【住宅用火災警報器について】
- 【感震ブレーカーについて(PDF形式 274キロバイト)】「感震ブレーカー普及啓発チラシ」(内閣府・消防庁・経済産業省)
こんろによる火災
こんろが原因の火災の殆どは不注意によるものです! 普段の使用方法やこんろ周辺の状況を確認しましょう!
【注意点と予防対策】
- 調理中は目を離さない
こんろから離れるときは必ずスイッチを切りましょう。
- 着衣着火に注意
着衣着火とは、こんろの炎が衣服に燃え移ることです。袖口などは、特に注意をはらいましょう。
防炎品であるアームカバーなどを着用すると安心です。
- こんろの周りの整理整頓とこまめな清掃を!
こんろの周りに可燃物を置かない。
古いガスホースを使用しないようにしましょう。
亀裂が入っているホースは交換をしましょう。
こんろ周りの油脂類に着火することがあるので、こまめに掃除をしましょう。
- こんろと壁との離隔距離を確認
壁とコンロの距離が近い場合は、壁側の火口に幅広の鍋やフライパンなどで調理しないようにしましょう。
壁に炎が直接接触し燃えたり、長時間熱を受け続けることで壁内部の木材が炭化状態となり、100度程度の低温でも木材が発火することがります。
- てんぷら油に注意
てんぷら油は370度前後で発火します。
※500.mlの油を加熱すると約20分で発火温度に達します。
新しい油より古い油の方が、早く発火温度に達するので注意が必要です。
少量の油で調理する場合も早く発火温度に達するので十分に気を付けて調理をしましょう。
電気器具類による火災
電気器具類(コンセント等)は、見えないところで発火することが多いことから注意が必要です!
【注意点と予防対策】
- たこ足配線に注意
たこ足配線は、1箇所のコンセントに対して定格電流を超えて電気機器を繋いでしまう原因です。
この状態で使用し続けるとコンセントが過熱し火災になる可能性があります
電気器具類等の同時使用に気をつけましょう。
- 半断線した配線・束ねた配線・重量物による圧迫された配線に注意
半断線した配線・束ねた配線・重量物による圧迫された配線は、その部分に負荷がかかり発熱することで火災になる可能性があります。
このような状態の電気機器の使用はやめましょう。また、束ねた配線は緊縛せずに緩くまとめるか配線ボックスなどを利用し整理しましょう。
- トラッキング現象に注意
コンセントと電気プラグの間にホコリ等が溜まり、湿気が加わるとそれが導線になり電気が流れます。
やがてそこから発火するのが「トラッキング現象」です。
コンセントの周りはこまめに清掃をして、ホコリを溜めないようにしましょう。また、水拭きはやめましょう。
たばこによる火災
たばこは,微小火源と言って小さな火種です。いきなり炎が立ち上がることはありません。
長い時間かけて火災になるたばこによる火災の怖さを知りましょう。
【注意点と予防対策】
- 寝たばこは絶対にしない
たばこの火種が布団や畳等に落ちると無炎燃焼と言って、炎を出さずに炭化する現象がおき、ある程度燻ぶった後、火災の三要素である「可燃物」「酸素」「熱」などの条件が整うと、炎となって燃えあがります。
布団など可燃物の近くでは、たばこを吸わないようにしましょう。
- たばこの処理は適切に!
たばこの火は必ず水や灰皿で確実に消しましょう。
吸殻は溜めることなく、こまめに処理をしましょう。
置きたばこをしない。
家の中で喫煙場所を決めておくことも、たばこによる火災を未然に防ぐ基本的な対策です。
ストーブによる火災
ストーブは、主にガス・電気・石油ストーブがあります。直火を使用するものとそうでないものがあります。
それぞれ注意が必要となりますので、再度確認をしましょう。
【注意点と予防対策】
- ストーブが点火中または起動中は、洗濯物や可燃物を干したり、近づけないようにしましょう。また、スプレー缶などを近くに置かないようにしましょう。
- ストーブ使用中の給油は絶対にやめましょう。
- 就寝前は必ず電源をオフにしましょう。
就寝中に寝返りなどで布団や衣類などがストーブに接触する恐れがあります。
就寝中の夜間は、火災による死亡率が一番高い時間帯となります。
- 給油・移動時は特に注意
石油ストーブの場合、火をつけたままの給油や、持ち運びは絶対にしてはいけません。
- ストーブの周りを警戒
スプレー缶などの破裂の危険があるものや、洗濯物や布団などの可燃物は近くに置かないようにしましょう。
放火による火災
家の周りを整理整頓して、「放火されない」「放火させない」環境をつくりましょう。
【注意点と予防対策】
- 可燃物は放置しない
古紙や段ボールなどを屋外に出しておくと、放火されやすくなります。ごみ出しの日まで室内で保管しましょう。
- 暗がりを作らない
暗い場所は人目がつかないため、格好の放火場所になってしまいます。照明などをつけ、
明るくすることで放火されにくい環境をつくりましょう。