正しい量目の維持
適正計量の実施を確保するためには、「正確な計量器の供給」とともに「正確な計量を行うこと」が必要不可欠です。計量法では正確に計量して取引すべき商品を指定し、計量して販売する場合は許される誤差(量目公差)の範囲内で計量することを義務付けています。
岡崎市では商品の流通が多い時期に大型店、スーパー等に立入検査を実施しています。
量目不足に対する注意事項
- 適正な計量
定期検査に合格した「はかり」を使用し、常に水平を確認するなど - 計量器の適正な管理
はかりは水平に、載せ台に他の物が触れないよう周辺を整理整頓してください。 - 風袋の確認
商品のトレイだけでなく、添え物や吸水紙等も風袋に含まれます。風袋の見本や一覧表を作るなど細心の注意を払ってください。 - 風袋量の設定
電気式はかりなどで風袋量を計量器に登録して計量している事業所で、普段と違うトレイや添え物等を使用する場合は必ず修正する。 - 自然減量に対する注意
長時間店頭に陳列された商品は水分が乾燥し減量することがあります。時期を定めて再計量をするなどの対策をとる。 - 正しい計量
商品をはかりの中央付近に載せ、指針や表示が静止してから値を読み取る。 - 実務者に対する教育の徹底
パートやアルバイトの方を含めた実務者に対する教育を徹底する。
参考 ゆるされる誤差(量目公差)の例
食肉類、茶類、菓子類、穀類、調味料類等
- 5グラム以上50グラム以下:4%
- 50グラムを超え100グラム以下:2グラム
- 100グラムを超え500グラム以下:2%
- 500グラムを超え1キログラム以下:10グラム
- 1キログラムを超え25キログラム以下:1%
魚類((補足)一部除く)、野菜類、農作物の漬物、果実、調理食品、めん類等
- 5グラム以上50グラム以下:6%
- 50グラムを超え100グラム以下:3グラム
- 100グラムを超え500グラム以下:3%
- 500グラムを超え1キログラム以下:15グラム
- 1.5キログラムを超え100キログラム以下:1%
(補足)
魚類のうち「魚卵、練り製品、塩辛製品、水産物漬物」は「食肉類、茶類、菓子類、穀類、調味料類等 」と同じ公差を適用します。