Q.ノロウイルス等による感染性胃腸炎について知りたい。
回答
ノロウイルスやロタウイルスを原因とする感染性胃腸炎は、一年を通して発生しますが、特に冬季に流行します。これらは手指や食品などを介して、経口で感染し、嘔吐、下痢、腹痛などを起こします。通常は軽症で回復しますが、子どもや高齢者などでは重症化したり、吐物を誤ってのどに詰まらせて死亡することがあります。
ロタウイルスは小児を対象としたワクチンがあり、ある程度予防が可能です。一方、ノロウイルスについてはワクチンがありません。どちらも有効な抗ウイルス薬はありませんので、治療は対症療法に限られます。
これらの流行期には、こまめな手洗い、食品の十分な加熱を徹底し、感染を予防しましょう。また、これらのウイルスは消毒用アルコールが効きにくいため、熱湯による消毒(85~90度、90秒以上)や次亜塩素酸ナトリウムによる消毒を行いましょう。
詳しくは、関連リンクをご覧いただくか、担当までお問い合わせください。
関連リンク
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- 感染性胃腸炎(特にノロウイルス)について/厚生労働省ホームページ(新しいウィンドウで開きます)