Q.道路が出来上がるまでには、どのような過程がありますか。
回答
大きく分けて以下の5段階になります。<第1段階:基本構想段階>
道路計画の概要を立案します。新しい道路は目的を持って造るわけですから、その目的にとって最適な位置や規模などを検討します。
比較的規模の小さな道路では、この段階を省略して次の第2段階の中に含めることもあります。
<第2段階:基本計画段階>
計画の実現性について検討します。市民生活や環境に与える影響、また地形や地質などの物理的要素や工事の難易度、また費用と効果の関係など様々な方面から検討を重ね、実施の基本となる計画案を作成します。
比較的規模の小さな道路では、この段階と次の第3段階を一緒に行うこともあります。
この段階では、市民の方々と意見や情報を交換し、また共に考え、市民と行政が協力してより良い計画を作成します。
<第3段階:実施計画段階>
工事を実施するための設計を行います。この段階でも、市民の方々のご意見を伺いながら進めます。
<第4段階:用地取得段階>
用地買収や物件補償に入ります。
この段階では、関係者の皆様の個々のご事情やご都合など、より詳細な事項を調整しながら進めます。
<第5段階:工事実施段階>
実際に工事に着手し、完成を目指します。