Q.文化財は地震が起きても大丈夫ですか
回答
平成31年4月2日現在、市内の指定・登録文化財は345件あり、史跡・天然記念物・建造物・絵画・書跡・典籍・彫刻・工芸品・考古資料・歴史資料・無形民俗文化財・有形民俗文化財と種別されています。文化財は、それぞれに所有者が管理することとなっていますので、絵画・彫刻などは、お寺、神社又は美術博物館などの収蔵庫で管理しています。建造物についても同じですが、滝山寺など国の重要文化財に許可なく鎹(かすがい)をつけたりして補強したりすることはできません。
また、それらの建物は、古いもので建長6年(1254)に建立されたもので明応地震(1498)から天正、宝永、安政、濃尾、東南海、三河地震と7回の地震に遭遇しても今なお現存していますから、もともと地震に強い構造であると思われます。
地震により文化財が壊れてしまった場合は、台風の災害と同じで、国・県・市の補助金と所有者の負担により修復を行います。