過去の展覧会 冷泉為恭展 幕末やまと絵夢花火

最終更新日平成25年11月29日ページID 014252

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特別企画展

冷泉為恭展 幕末やまと絵夢花火ポスター

冷泉為恭展―幕末やまと絵夢花火
平成13年年11月3日(土曜日)から12月9日(日曜日)

開館時間

10時から18時(入館は17時30分まで)

観覧料

一般:1000円(前売・団体料金:800円)
小学生・中学生:500円(前売・団体料金:400円)

休館日

月曜日

主催

岡崎市・中日新聞社

冷泉為恭は、幕末の京都に生まれ、当時の狩野派がもつ旧態依然とした画風に飽きたらず、その志を古典的やまと絵の復興を目指す「復古やまと絵派」に置いた画家です。元来、朝廷の強い後盾がのもとに発展したやまと絵には、平安貴族を意識した行事、歴史、文学、有職故実に因んだ主題が多く選ばれてきました。京都に生まれ育った為恭は、平安朝の世界に強い憧れを抱き、その名前や身分をも手に入れることによって、王朝文化にのめり込むと同時にそれを画業の肥やしとしました。こうして描かれた作品は、やまと絵本来の特質をいかした典雅な趣を湛えています。
また為恭は岡崎に深い関わりを持った画家でもあります。安政2年(1855年)の正月に大火にあった松平・徳川家の菩提寺である大樹寺は、その再建に際し、寺独自で大方丈・本堂を飾る絵を為恭に依頼したのです。
今回の展覧会は、全国から門外不出の逸品約50点と、再建当時の大樹寺大方丈を飾った障壁画など約100点を合わせて展示し、冷泉為恭の画業を概観します。

講演会

平成13年11月4日(日曜日) 榊原悟氏「江戸時代のやまと絵」
平成13年11月18日(日曜日) 小林忠氏「冷泉為恭の魅力」
平成13年12月2日(日曜日) 神谷浩氏「大樹寺の為恭」

 

 

お問い合わせ先

美術博物館

電話番号 0564-28-5000ファクス番号 0564-28-5005

〒444-0002岡崎市高隆寺町峠1番地
開館時間 10:00から17:00まで(最終の入場は16時30分まで)