過去の展覧会 村山槐多の全貌展

最終更新日平成25年11月28日ページID 014215

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企画展

「村山槐多の全貌 ―天才詩人画家22年の生涯!―」の画像

村山槐多の全貌 ―天才詩人画家22年の生涯!―
平成23年12月3日(土曜日)から平成24年1月29日(日曜日)

開館時間

10時から17時

観覧料

一般:1,000円(団体料金:800円)
小中学生:500円(団体料金:400円)

休館日

月曜日(但し1月9日は開館・1月10日は休館)、年末年始(12月28日から1月3日)

主催

岡崎市美術博物館、中日新聞社

 激動の大正時代、彗星のごとく現れ、熱き輝きを放って消えていった夭折の詩人画家、村山槐多。彼の心の奥底には、大正期の「デカダンス」と「浪漫」を体現した「美しいものへの恋情」、「古代と野生への憧れ」、「死に向かう血と生きようとする力」などが渦巻いていました。槐多はそこに、みなぎる情熱をもって、あるいはまた驚くほど繊細で敬虔な純真さによって、芸術による精神の高みを見いだそうとしました。その独自のまなざしから生まれた作品の凄みは他に類がなく、現代の我々の心にも、まっすぐに鮮烈に訴えかけてきます。
一方、「創作版画」の先駆者として知られる山本鼎は、自身の母親と槐多の母親が岡崎市出身の姉妹、つまり槐多とは従兄弟同士であったため、早くに槐多の才能を見抜き、画家へと導いてあらゆる援助を惜しみませんでした。本展では、鼎と槐多の深い絆を紹介し、槐多の素顔と表現の変化を浮かび上がらせます。
また、昭和57年に発見された槐多の300号におよぶ「新発見の大作」―後に「鼎の作であった」と訂正された問題作《日曜の遊び》(大正4年)について、新たな発見と調査研究した成果をもとに、実際は誰の作だったのかその謎に迫ります。
初公開作品をはじめ、代表的な油彩や水彩、自筆の詩、書簡など槐多作品約250点、関連資料を含め総数約350点により、22年の激しくも短い生涯を閉じた稀代の天才のすべてをご紹介します。

基調講演・シンポジウム

平成23年12月3日(土曜日)

  • 基調講演:窪島誠一郎氏「鼎のこと、槐多のこと」
  • シンポジウム:窪島誠一郎氏×原田光氏×当館学芸員村松和明(モデレーター)「謎の大作《日曜の遊び》をめぐって」

朗読会

平成23年12月23日(金曜日・祝日)朗読:川島葵氏、ヴァイオリン:伊東かおり氏「槐多の詩―朗読とヴァイオリン」

スペシャルトーク

平成24年1月9日(月曜日・祝日)永井龍之介氏「槐多―驚きの結果に騒然!」

講演会

平成24年1月22日(日曜日)当館学芸員村松和明「夭折の天才、村山槐多の謎―引き裂かれた絵の真相」

 

 

お問い合わせ先

美術博物館

電話番号 0564-28-5000ファクス番号 0564-28-5005

〒444-0002岡崎市高隆寺町峠1番地
開館時間 10:00から17:00まで(最終の入場は16時30分まで)