過去の展覧会 三河の秋葉信仰-火伏の神の系譜

最終更新日平成30年1月15日ページID 022259

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企画展

utagawa

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三河の秋葉信仰 火伏の神の系譜

平成29年11月25日(土曜日)から平成30年1月14日(日曜日)

 火、それは暮らしに欠かすことのできないものである一方、人命や生活の基盤全てを奪う危険なものです。充分な消防設備のない江戸時代では、火災への恐れは今よりずっと強いものでした。火伏(防火)の霊験あらたかな秋葉山(浜松市)は、人びとの心の拠り所として、江戸時代から現代にいたるまで、広く信仰を集めています。

 江戸時代、庶民は参詣する仲間である「講」を結成し、参詣する人は途切れることがなかったと記録されています。また秋葉山は遠江を代表とする名所でもありました。歌川広重・河鍋暁斎らが浮世絵に描き、歴史上高名な人物も数多くの紀行文や物語を著しています。一方、三河に現存する多数の秋葉山常夜灯は、秋葉信仰が暮らしの中に深く根付いていたことだけでなく、岡崎の石の産地としての特徴を示しています。明治以降は時代の推移にあわせ変容を遂げながらも、今なおその信仰の火を灯し続けています。

 本展では東海地方のに伝わる資料・美術品約100点を通して、三河の人々の心に息づく秋葉の信仰とその歴史を紐解きました。

 

 

開館時間

10時から17時

観覧料

一般: 600円

小中学生:300円

休館日

月曜日(ただし1月8日(月曜日・祝日)は開館)

主催

岡崎市美術博物館 

講演会

平成29年12月9日(土曜日) 堀江登志実 当館副館長 「三河の秋葉信仰」 

歴史講座

平成30年1月13日(土曜日) 湯谷翔悟 当館学芸員 「いざ秋葉山へ!-参詣に見る三河の秋葉信仰」

展示説明会

平成29年12月2日(土曜日)・23日(土曜日) 平成30年1月7日(日曜日)
 午後2時から

担当 当館学芸員

 

 

お問い合わせ先

美術博物館

電話番号 0564-28-5000ファクス番号 0564-28-5005

〒444-0002岡崎市高隆寺町峠1番地
開館時間 10:00から17:00まで(最終の入場は16時30分まで)