過去の展覧会 明治150年 近代日本の挑戦者たち-博覧会にみる明治の三河

最終更新日平成30年11月19日ページID 023255

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企画展

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明治150年 近代日本の挑戦者たち-博覧会にみる明治の三河

平成30年9月29日(土曜日)から11月11日(日曜日)

 

 岡崎市美術博物館では、明治150年の節目となる今年、日本の近代化に多大な影響を与えた博覧会をとおして、明治期における三河地域の歴史を紐解いていく展覧会を開催します。
 明治初年は「博覧会の時代」といわれるほど、各地で博覧会が開催され、明治政府も博覧会を通じて近代化の実現を目指しました。博覧会は各地域の技術や知識の交流・競合の場であり、各地から出品される資料は地域の自慢の品として、その特質を強く反映しています。つまり博覧会ごとの出品資料を見ていくことで、その地域の近代化の歩みをたどっていくことができるといえます。
 本展では博覧会をとおして、三河地域の近代化の歴史をたどります。山野河海に恵まれた三河は古くから多様な産業が発達し、そうした在来の産業が明治期における近代化の大きな原動力となっています。一方で内国勧業博覧会で受賞した臥雲辰致のガラ紡が、この地域の紡績業の近代化に多大な功績を残したように、博覧会の技術交流が三河の産業発展に影響を与えました。
 また博覧会出品物からは三河の地域性もうかがえます。前時代の象徴である家康に関する資料は、当初出品が避けられていました。それが時が経つに連れて、逆に主催者から出品が要請されるようになっています。また日本の美術は西洋の影響を受けて根本から変容していきますが、渡辺崋山の流れを汲む画風は、この地域に脈々と受け継がれていきました。

開館時間

10時から17時

観覧料

一般: 800円

小中学生: 400円

休館日

月曜日 ※10月8日(月曜日・祝日)は開館

主催

岡崎市美術博物館  中日新聞社

協力

カクキュー八丁味噌  まるや八丁味噌  服部グループ

講演会

平成30年10月7日(日曜日) 「博覧会にみる明治の日本」

                  講師/國雄行 氏  (首都大学東京教授)   

経営者にきく明治150年

平成30年10月20日(土曜日) 1.「八丁味噌のこれまでとこれから」
                   講師/浅井信太郎 氏(まるや八丁味噌代表取締役社長)

                                                   早川久右衛門 氏(カクキュー八丁味噌代表・八丁味噌協同組合理事長)

                   聴き手/当館学芸員

平成30年11月4日(日曜日) 2.「服部工業―御用鋳物師から服部グループへ」

                   講師/服部良男 氏(服部グループ代表)

                   聴き手/当館学芸員

作家トーク

講  師/柄澤照文 氏 (「大正五年岡崎鳥瞰図屏風」作者)

聴 き 手/当館学芸員

日  付/平成30年10月28日(水曜日)

展示説明会

平成30年10月6日(土曜日)・10月18日(木曜日)・11月3日(土曜日・祝日)・11月11日(日曜日) 
各日ともに午後2時から

担当 当館学芸員

 

 

お問い合わせ先

美術博物館

電話番号 0564-28-5000ファクス番号 0564-28-5005

〒444-0002岡崎市高隆寺町峠1番地
開館時間 10:00から17:00まで(最終の入場は16時30分まで)