シャクナゲの里 施設概要
岡崎鳳来教育林 シャクナゲの里
岡崎鳳来教育林「シャクナゲの里」は、明治維新100年を記念して、近年次第に失われてゆく自然を保護するとともに、市立学校の施設の整備費に充てるため、市が昭和43年に購入しました。
この教育林は、宇連川上流の鳳来湖奥にあります。昭和43年から造林作業を進め、約20ヘクタールにヒノキを新しく植えました。
同時に、植物調査を行い、貴重な植物が数多く発見されました。中でも、ホソバシャクナゲが生育しているという素晴らしいところです。シャクナゲの里は、この岡崎鳳来教育林の一部を市民の方に開放するために整備したものです。大自然の中でキャンプ体験や遊歩道の散策を通じ、自然というものを満喫していただこうとするものです。
ホソバシャクナゲについて
ホソバシャクナゲ=ツツジ科の常緑低木。その名のとおり他のシャクナゲ類にくらべ細長い葉が特徴です。
花は、4月下旬から5月上旬に開花します。2年から3年に一度くらいの周期で美しく咲きます。つぼみの頃は紅色で、開くと上品な淡紅色になります。新緑の中で咲いている姿は遠くからも目につく程きれいな色です。
ホソバシャクナゲは、愛知県東部(鳳来寺山)から静岡県西部(天竜川上流)の低山帯の一部のみに見られます。全国的にも、きわめて珍しい花です。
教育林内は、よく保護されていますので、遊歩道わきにも芽生えがたくさん見られます。
