市制施行108周年記念式・市長式辞 (令和6年7月1日)
市制施行108周年記念式式辞
本日ここに、岡崎市制施行108周年の記念式を挙行いたしましたところ、公私とも御多忙の中、多数の御臨席を賜り、厚くお礼申し上げます。
本市は、大正5年7月1日に、県下では3番目、全国では67番目に市制を施行して以来着実に発展を遂げ、本日108周年を迎えることができました。これもひとえに、先人のたゆまぬ努力と市民の皆様方の格別なる御理解と御協力の賜物であると心より感謝を申し上げます。
今年初めに発生した能登半島地震では、今なお生活再建への希望が持てない被災者も数多くおみえになります。改めて地震に対する備えの必要性を強く感じるところであります。本市では、6月29日までに、延べ1,481人の職員が、発災直後の消火・救急活動に始まり、最近では被災建物の解体撤去の受付窓口事務を支援しております。
本市では、本年度から、「目標管理型災害対応」を導入いたしました。災害ニーズごとに区分したグループの責任において、主として具体的な期限を定めた目標を管理する手法です。さらに、福祉・保険、雇用・就労、建築、法律相談等の分野が連携し、被災された皆様に対し、ニーズ把握から生活再建に至るまでの支援体制を構築するために、市町村レベルでは全国的にも先進的な取組と言われる「岡崎市災害ケースマネジメント推進会議」を設置いたしました。
避難所生活の課題の一つがトイレです。この度、創業100周年を迎えられる岡崎信用金庫様から、トイレカーの御寄附をいただけることになりました。衛生環境の確保のためにトイレカーは大きく貢献するものだと感謝いたします。
近年、地球温暖化が影響する異常気象は、大型化した台風や線状降水帯を発生させ、多くの被害をもたらしております。昨年6月には市内でも甚大な水害が発生しています。こういった水害から、市民の生命・財産を守るため、国や県と連携しながら河川改修を着実に進めてまいります。
大河ドラマ放送中から、「大切なのはアフター大河だ」と市民の皆様から御指摘をいただいておりました。
「五万石でも岡崎様は、お城下まで舟が着く」とは、陸では東海道、舟では、矢作川から海を通じて、東西の交易が盛んで、岡崎には、人、モノ、金、情報が集積し、街道有数の賑わいを誇っていたことを表現しているように思います。
この誇りを取り戻したのが大河ドラマ「どうする家康」を通じての一年、そして、改めて、岡崎の使命を確認したのもこの一年でした。それは平和を愛し、人を育て、文化を育み、科学技術を振興し、環境を重視した循環型社会をつくることです。
次世代に希望ある未来を引き継いでいくため、本年度は、徳川家康公の功績や生き方に思いを寄せたまちづくり「もっと家康公“ど” まんなかプロジェクト」を進めております。
いくつか御紹介させていただきます。
まず始めに、「おかざきこども会議」についてです。家康公は、子宝に恵まれ「子育てにおける17条の教訓」を作り、大切に子育てを行ったと言われています。その考えに倣い、おかざきこども会議を開催し、こどもたちの意見をしっかりと聴き、こどもたちにとって暮らしやすい社会を目指してまいります。
9月14日、15日に岡崎オリジナルの新作歌舞伎・
「紅葉錦絵葵正夢 岡崎城紅葉狩りの場(はなのにしきえ あおいのまさゆめ おかざきじょうもみじがりのば)」を岡崎市民会館あおいホールで公演いたします。
家康公の「戦のない平和な世」を求める想いを、家康公生誕の地であり、平和発祥の地である岡崎から力強く発信するもので、本日、市民会館のロビーでパネルで紹介しております。チケットは、6月29日から市民会館などで販売しております。是非とも多くの方に御覧いただきたいと思います。
7月13日から美術博物館で「QuizKnock(クイズノック)と巡る江戸東京博物館展」を開催します。江戸東京博物館の常設展示室からセレクトされた品々や東大発の知識集団QuizKnock(クイズノック)とのコラボなど、活気あふれる江戸の歴史と文化を、江戸のふるさと岡崎でどうぞお楽しみください。
家康公生誕の地として、家康公の功績を尊び、家康公ゆかりの歴史文化資産の保存や活用等を図る「徳川家康公顕彰条例」案を9月定例会に提出する予定です。7月8日までパブリックコメントを実施しておりますので、是非、皆様の御意見をお聴かせください。
創業100周年を迎えられる岡崎信用金庫様から御寄附をいただきました。岡崎信用金庫様と岡崎市の理念が合致した家康公顕彰の取組である「徳川家康公像と一体として制作された四神像の設置」「ジュニア家康公検定の実施」のほか、学校教育環境の充実に充てさせていただきます。この場をお借りしまして、お礼を申し上げます。
また、岡崎公園の名称の変更を検討しておりましたが、アンケートで75%が賛成でしたので、家康公の生誕日の12月26日に「岡崎城公園」に名称を変更いたします。今後は関係法令による名称変更の手続や、関係条例での表記を統一する条例改正議案の提出等、準備や周知を行ってまいります。
大河ドラマ「どうする家康」の一年を通じて、家康公生誕の地としてオンリーワンの価値と魅力を有する岡崎は、本格的に全国区に名乗りを上げたと言えます。それだけに、岡崎の歴史や文化、ひいては市民生活や産業のあり方がどのようであるかが全国的に注目されてまいります。暮らしやすい岡崎づくりを貪欲に追及していく覚悟です。
各地域で様々な事業を着実に進めております。
再整備が進む東岡崎駅では、4月25日に南口に商業施設「スイングモール」がオープンし、今後整備される駅施設全体の呼称も「スイングヒガオカ」と決定しました。引き続き名古屋鉄道株式会社様と連携して一体的な駅整備を進め、令和11年度の完成を目指してまいります。
岡崎駅西口の「駅西小町」では、4月1日に先行してオープンした学童施設を始め、カフェや居酒屋などの飲食店等が9店舗、順次開店していく予定です。7月26日には、グランドオープンイベントが開催されます。
本宿駅周辺地域では、広域観光交流拠点におけるアウトレットモールの整備と道路の拡幅整備が令和7年秋の開業に向け、公民連携により進んでおります。併せまして、隣接する地域拠点における土地区画整理組合設立を推進してまいります。
阿知和地区工業団地造成事業については、令和8年度末の造成完了に向け、スマートインターチェンジや周辺道路整備を含む一体として事業を進めているところで、間もなく進出企業の第2期募集を行ってまいります。その周辺では、おかざき農遊館及び農業支援センターを核とした、にぎわいを創出する食と農のアグリパーク構想を進めています。地元の皆様の声を聴きながら、まずは基本計画の策定を検討してまいります。
南公園については、リニューアル工事のため今年4月から3年間閉鎖させていただいておりますが、令和9年4月の開園に向け確実に事業を進めてまいります。
岩津地域においては、支所・地域交流センター・市民センター・地域福祉センターを複合化した、本市“初”の地域活動拠点施設(仮称)岩津センターの整備にあたり、地域の皆様や施設利用者、事業者、そして、まちの未来を担う学生などへ広く御意見を聴き、皆様とともに基本計画を作り上げてまいります。
また、岩津地域にあります「岩津城跡」が3月29日に市の文化財史跡に指定されました。徳川家康公の祖とされる松平家が進出して活動をしていたといわれのある城で、その遺構は大変貴重です。今後とも歴史文化資産として支援してまいります。
4月1日に市街化調整区域における「集落維持制度」を創設いたしました。この制度により、地域コミュニティの低下などの課題を解消することを目的に、一定程度の区域を設定した上で、「戸建住宅」「長屋・共同住宅」「店舗・事務所」の新築や建て替え、「空き家」の活用が誰でもできるようになりました。
中山間地域「オクオカ」では、地域住民主体の取組が進められており、「宮崎学区ミライづくりプラン」が策定されたほか、農地の保全・活用、生活支援等を行っていく農村RMO(あーる・えむ・おー)設立に向け、旧JA下山支店を拠点とした、農業体験イベントや青空市開催などの取組が進められております。
6月には、民間事業者と連携協定を締結し、市産材活用促進のための検討を、地域商社もりまちと共に進めていただいています。
地域内交通の取組も各地域で進んでおります。本市では、令和4年3月に「岡崎市地域公共交通計画」を策定し、地域主体による交通手段の導入や拡充を進めます。さらに、この度、地域の移動ニーズに対応した交通体系を構築し、多様な移動手段を地域が選択する取組を後押しするため、「みんなでつくる地域の交通」という手引を作成しました。地域に合った公共交通の実現には手間も時間もかかりますが、地域の積極的な取組を応援しますので、是非、手引を参考に、地域の皆様での話し合いを始めてみてください。
六ツ美中部学区の予約型乗合タクシー「チョイソコおかざき」は、本年4月から本格運行に移行しました。
北斗台の6人乗りの時速20キロメートル未満の電気自動車「くるりん北斗」は、地域の方々が自ら運行する共助の取組の実証実験が約1カ月行われ、今後、本格運行に向け地域と共に課題を整理してまいります。
下山学区では、地域住民による運転ボランティアが、無償貸与の福祉車両YAMABIKO号を活用し、病院受診や買い物、子どもたちの部活動の送迎など地域の支え合いによる移動支援を行っております。
このような各地域での取組が他の地域のモデルとなり、市全域に広がっていくことを期待しております。
公共交通の確保・維持を図っていく上で、運転手の確保と利用者の増加が大きな課題です。
本市では、4月3日に名鉄バス株式会社様と包括連携協定を締結し、市内の日本語学校とも連携しながら、外国人運転士の誕生に向けた支援体制を構築する取組がスタートしました。
また、名鉄バスが販売する高齢者パスの購入補助について、昨年度の補助額からさらに500円増額し、1か月券は2千円、3か月券は5千円の補助とさせていただき、7月3日から補助券の交付申請を受け付けます。インターネットを利用して申請もできますので、是非御利用ください。
スポーツやこども・教育施策にも力を入れております。
市北部の大門河川緑地では、本市初となるマレットゴルフコース、36コースが4月に完成いたしました。
また、2026年の秋に開催されるアジア競技大会のバレーボール、アーチェリー、野球の会場となる中央総合公園では、順次、施設の改修を始めてまいります。
バレーボール5リーグ男子1部に所属するジェイテクトスティングスのホームタウンが今年の秋から本市となります。中央総合公園総合体育館がホームアリーナとなり、年間最大20試合が開催されます。わがまちのわがチーム、スティングスにはSVリーグでの優勝を期待しています。
また、間もなく開催されるパリオリンピックには、バレーボールに男女とも出場することが決まり、本市出身の石川祐希選手・真佑選手はもちろん、スティングス所属の関田誠大選手・高橋健太郎選手・宮浦健人選手の活躍が期待されます。
三菱自動車岡崎硬式野球部が、7月19日から始まる第95回都市対抗野球大会に岡崎市代表として出場することが決まりました。
先日はマルヤス工業株式会社様から、子育て・教育及びスポーツツーリズムに関する事業に活用するため、企業版ふるさと納税による多額の寄附をいただきました。現在JFLで奮闘するFCマルヤス岡崎を引き続き応援するなど、本市ゆかりの選手や本市を拠点とするチームを支援してまいります。
32人学級プロジェクトについては、昨年開始した小学1年生に加え、本年度、小学2年生がスタートし、電子黒板については小学2年生、3年生の教室へ整備が完了する予定です。校内フリースクールについては、本年度、F組を小学校に3校、S組を中学校に5校設置し、小中学校屋内運動場へのエアコン設置については、設置に向けた調査を進めております。
中学校の部活動の地域移行については、令和5年度から段階的に進めているところですが、本年度も、部活動指導員の確保に力を入れてまいります。
コミュニティの中核である学校と、岡崎の強みである教育を一層強化していく考えです。
物価高騰等により給食費の値上がりが避けられない状況であることから、保護者の経済的支援を図るため、小中学生等を養育する保護者に対して、子ども1人あたり5,000円を支給いたしました。
給食費については、無償化を始め、様々な御意見があるところではありますが、給食の目的は成長期の子どもたちの健やかな体をつくることです。子どもたちや保護者から「岡崎の給食は日本一」と評価されるくらい栄養価の高い給食を提供することが重要と考えます。
両副市長、教育長、上下水道事業管理者、そして財務、総合政策、土木建設の各部長からなる庁内会議を7月初旬に立ち上げ、限られた財源で本市独自の教育施策や給食のあり方をどのように継続的に実現していくか、全庁的な視点で検討いたします。その後、準備が整いましたら、市民の皆様を始め学校給食に携わる関係の方々が集まる会議において、御意見を伺ってまいりたいと思います。
国家戦略特区制度による「外国人乳幼児が多い認可外保育施設における指導監督基準の特例」が、6月4日に認定されました。この特例は本市が県内で初めて活用するもので、保育の質が向上し、外国人の方々の生活環境の充実を図るものです。
3歳未満児の待機児童問題の解決に向けて、4月に小規模保育事業所3園を開設いたしました。
また、公民連携による整備により、4月に社会福祉法人岡崎市福祉事業団により、手厚い支援を必要とする就学前のお子さんが通所する「こども発達支援センターむつみ」が、また、5月にはNPO法人子どもの発達を支援する会きららにより、発達に心配のあるお子さんとその保護者はもちろん、健常のお子さんも利用していただける「つどいの広場おひさま」が開設されました。
地域文化広場では、天候に左右されずに子どもが屋外で遊べるよう、令和7年秋の完成を目指し、大屋根の施設整備を進めてまいります。矢作公園においては、大屋根設置を含めたワークショップを続けております。
こども医療助成については、18歳までの通院の拡大については、システムの改修等が必要ですが、実施に向けて早急に研究してまいります。
物価上昇が止まらない中、生活に影響を受けている方への取組も進めております。
本市と社会福祉法人岡崎市福祉事業団が協働し、高年者センターと市内地域福祉センターの計6か所で、いつでもOKフードドライブの受付ができる常設の窓口を設置しました。また、子ども食堂は年々増加し、現在36か所と増え、着実に活動が広がっております。子ども食堂は、多世代の居場所、交流の場として、本市が目指す「ごちゃまぜ福祉」のシンボルとなっていくことと思います。
国が実施する定額減税を補足する給付として、定額減税しきれないと見込まれるかたに、減税可能額と実減税額の差額を支給する予定です。
また、令和6年度新たに住民税非課税となる世帯及び住民税均等割のみ課税となる世帯に、1世帯あたり10万円支給するとともに、当該世帯において扶養されている18歳以下の児童1人あたり5万円を支給するほか、本市独自支援として幼児1人当たり5,000円の商品券を配布する予定でございます。
また、物価高騰等の影響を受けている米生産者支援及び消費下支え等を通じた生活者支援を実施するために、おこめ券を全市民へ配布する予定でございます。
少しでも、市民の皆様へのお力になればと思います。
脱炭素社会への取組を始め環境への取組を進めております。
「脱炭素社会の実現に向けた気候変動対策推進条例」が本日施行されました。この条例は、脱炭素社会を実現するため、気候変動対策の推進に関し、基本理念、施策の基本となる事項等を定めたものです。今後も市民、事業者の皆様に御協力いただきながら、気候変動対策や脱炭素に関する施策を推進してまいります。
脱炭素の目標達成に向けて三菱自動車工業株式会社様を始め民間事業者の皆様と協力して様々な事業を進めております。
事業の一例を挙げますと、今年度、国の交付金を活用して、公用車を電気自動車に変更し、CO2削減を図ります。さらに、平日夜間、休日にこの電気自動車をカーシェアすることで、市民の皆様の利便性向上を図るとともに、カーシェアを利用した市民の皆様お一人お一人がCO2削減の取組を実感していただけるものと考えております。
本市は2月28日に、2030年までに生物多様性の損失に歯止めをかけ回復に転じる「ネイチャーポジティブ宣言」を行いました。本年度の新たな取組として、位置情報付きの写真を撮影することで、自然環境調査ができるアプリを活用した市民参加型の自然環境調査を実施する予定です。
また、3月26日に、有機農業の推進に向けて「オーガニックビレッジ宣言」を行いました。家康公生誕の地として、江戸のまちのシステムを活かした有機農業産地づくりを目指し、食・環境・産業の好循環を実現してまいります。
さらに、6月30日に、市産材の活用、放置竹林対策等、地域における課題解決に向けた施策・取組が共通している福岡県八女市と包括連携協定を締結いたしました。今後、八女市と連携又は協力して、林業・中山間地域施策等の振興に向けて取り組んでまいります。
有機農業施策、市産材の活用、放置竹林対策などの取組は、私が思い描いておりますFEC自給圏構想につながるものだと考えております。内橋克人氏が提唱したこの考えは、「食糧(Foods)」、そして、エネルギー(Energy)、ケア(Care=医療・介護・福祉)をできるだけ地域内で自給することによりまして、コミュニティの生存条件を強くし、雇用を生み出すというもので、地域内での好循環となり、持続可能な社会の実現に寄与すると考えております。
岡崎市民病院では、4月から患者サポートセンターを開設しました。入退院に関する相談や支援、受診先や医療福祉制度に関する相談窓口の一本化を図りました。がんや認知症等疾患別の相談支援機能も含み、入院・外来問わず、患者やその家族の方が安心して治療を受けられるよう努めてまいります。
おたふく風邪予防接種は2回の接種が推奨されていることから、令和6年6月から2回目の接種費用も一部助成を開始しております。
「がん検診等受診券」「子宮頸がんまたは乳がん検診無料クーポン券」を対象者に送付し、6月3日から受付を開始しました。健康長寿のため、是非、定期的に検診を受けていただくようお願いいたします。
障がい福祉の分野では、4月1日にスタートした障がい者コミュニケーション条例は、先に制定した「手と心でつなぐ手話言語条例」と相まって、障がいの特性に応じた様々なコミュニケーション手段の促進を図ることで、全ての人が支え合いながら共生することのできる地域社会を目指すものです。7月23日に障がい者団体の皆様と市職員が参加する座談会を開催するほか、9月には一般市民の方を対象とした啓発講演会を開催いたします。
軽中等度難聴の高齢者に対して、身体障がい者手帳の交付対象でない方のうち条件を満たした方に、補聴器購入費の一部を補助します。本日から受付を開始しますので、補聴器の購入をお考えの方は是非、申請について御相談ください。
東公園動物園では、クラウドファンディングを、今月19日まで実施しています。目標金額は820万円で、いただいた支援金で「ラマ」、「ヒツジ」、世界最大級のうさぎ「フレミッシュジャイアント」を迎え入れて獣舎の改修を行ってまいります。
先月28日時点では、501名から722万円以上もの御支援をいただいており、御支援いただいた皆様にはこの場を借りて厚く御礼を申し上げます。皆様から愛される動物園として、さらなる魅力の向上に御期待いただくとともに、クラウドファンディングへの御協力をお願いいたします。
岡崎市出身の俳優、平泉成さん初主演の映画『明日を綴る写真館』が6月7日から上映されています。岡崎市がメインロケ地で見覚えのある景色ばかりです。心温まる映画ですので是非皆様御覧ください。
花火大会が8月3日に開催されます。
今年は、岡崎で初めて楽市が開かれてからちょうど500年となる記念の年であります。その後、江戸、明治、大正、昭和、平成を経て令和の岡崎には、石工品、三河仏壇、八丁味噌、和ろうそく、花火製造などの伝統産業が、今もしっかりと根付いています。花火大会で披露されるメロディースターマインは岡崎の煙火業者が考え、商標登録された「岡崎ならでは」のものです。現在、有料観覧席の市民先行販売を開始しておりますので是非お申込みください。
また、サテライト会場の設置や地上波テレビ放送の生中継など、会場外で多くの皆様に楽しんでいただけるよう準備をしておりますので、楽しみにしてください。
最後に、本日の式典では、それぞれの分野で本市の発展に多大な貢献をされました皆様の表彰をさせていただきます。
表彰の栄に浴されます皆様には、心からお祝い申し上げますとともに、皆様方とともに本市の栄えある108周年を祝えることに、心から感謝申し上げます。どうか今後とも健康に御留意いただき、なお一層、本市の発展に御尽力、御協力を賜りますようお願い申し上げます。
改めて、コロナ禍を乗り越えた市民の力や大河の一年を通して、家康愛、岡崎愛によって結びつき、一枚岩になった時の岡崎は強いと感じております。私は、岡崎の市民力を信じます。家康愛は市民力を引き出し、活かす原動力になったと確信します。だからこそ、これからも市民参加型市政を一層推進し、岡崎の市民力で様々な困難を乗り越え、岡崎の未来を切り開いていきたいと考えます。
最後に重ねて、コロナ禍を乗り越えていただいた市民の皆様の底力に敬意と感謝を申しあげつつ、市民の皆様方の御健勝、御多幸を心より祈念申し上げまして、式辞といたします。
令和6年7月1日
岡崎市長 中 根 康 浩