セアカゴケグモについて
セアカゴケグモは、熱帯地方などに分布するクモで毒を持っています。沖縄県以外の日本では発見されていませんでしたが、平成7年に大阪府内で初めて発見され、その後、各地で確認されています。
愛知県内では、平成17年8月19日に中部国際空港敷地内で初めて発見されました。
岡崎市では平成25年9月30日に初めて確認されて以来報告が相次ぎ、市内の広範囲で定着していることが予想されます。
セアカゴケグモは、側溝の内部や、その網蓋のすき間等を好みますので、注意してください。
■形態
・メス
成体の雌は体長(脚を含まない。)が約1cm、形態的には、脚が長く、腹部が球形で大きい。
光沢のある黒色又は暗褐色を基調とし、腹部の背面に赤色の"砂時計"様、又は"鼓(つづみ)"様の模様がある。
・オス
成体の雄は体長が約3~5mm、腹部は白色を基調として2本の黒い縦縞がある。
※毒をもっているのは雌だけです
■咬まれたときの症状
・局所の疼痛、熱感、痒感、紅斑、硬結、区域リンパ節の腫張が生じます。
・通常は数時間から数日で症状は軽減しますが、時に脱力、頭痛、筋肉痛、不眠などの全身症状が数週間継続することがあります。
・重症例では、進行性の筋肉麻痺が生じます。
■咬まれた場合は
・咬まれたときは、すみやかに医療機関にご相談ください。
・重症化した場合は抗毒素血清による治療が必要です。
・咬んだクモの種類がわかるように、できれば殺したクモを病院へご持参ください。
■セアカゴケグモを発見した場合
・セアカゴケグモを見つけても、素手で捕まえたり、さわらないように気をつけてください。
・駆除するには家庭用殺虫剤(ピレスロイド系)を用いるほか、熱湯をかける、靴で踏みつぶす等の物理的な方法でも構いません。
・一匹見つかれば周囲にも潜んでいる可能性があるので、よく確認するなど注意してください。
■岡崎市内におけるセアカゴケグモ発見情報
発見日時 | 発見場所 |
平成25年9月30日 |
保母町 |
平成25年10月1日 |
保母町 |
平成25年10月4日 | 久後崎町 |
平成26年5月1日 | 板田町 |
平成26年7月28日 | 緑丘 |
平成26年8月2日 |
保母町 |
平成26年9月30日 |
小呂町 |
平成26年11月6日 | 大門 |
平成26年11月14日 | 板屋町 |
平成28年8月5日 |
板田町・才栗町 |
平成28年8月12日 | 板田町・才栗町 |
平成28年8月14日 | 板田町・才栗町 |
平成28年9月5日 | 板田町・才栗町 |
平成28年10月25日 | 板田町・才栗町 |
平成29年1月5日 | 板田町・才栗町 |
平成29年4月25日 | 福岡町 |
平成29年5月22日 | 箱柳町 |
平成29年8月13日 | 板田町・才栗町 |
平成29年8月14日 | 板田町・才栗町 |
平成29年8月14日 | 板田町・才栗町 |
平成29年9月22日 | 板田町・才栗町 |
平成29年9月24日 | 板田町・才栗町 |
平成30年1月25日 | 高隆寺町 |
平成30年4月23日 | 久後崎町 |
平成30年5月30日 | 板田町・才栗町 |
平成30年6月1日 | 大西町 |
平成30年6月5日 | 宮石町 |
平成30年7月1日 | 板田町・才栗町 |
平成30年8月8日 | 藤川町 |
平成30年8月12日 | 板田町・才栗町 |
平成30年8月13日 | 板田町・才栗町 |
平成30年8月29日 | 高隆寺町 |
平成30年9月25日 | 戸崎町 |
平成30年10月3日 |
上里一丁目 |
平成30年10月31日 | 上里一丁目 |
令和元年7月17日 | 板田町・才栗町 |
令和元年7月22日 | 岩津町 |
令和元年7月25日 | 丸山町 |
令和元年8月7日 | 滝町 |
令和元年8月10日 | 羽根東 |
令和元年8月12日 | 板田町・才栗町 |
令和元年10月1日 | 高隆寺町 |
令和元年10月8日 |
若松町 |
令和元年10月17日 | 橋目町 |
令和元年11月22日 | 鴨田南町 |
令和2年5月27日 |
高隆寺町 |
令和2年9月18日 | 田口町 |
令和2年9月21日 | 真伝町 |
令和2年9月30日 | 岡町 |
令和2年10月18日 | 戸崎町 |
令和2年10月26日 | 柱町 |
令和2年12月1日 |
東阿知和町 |
令和2年12月10日 | 板田町・才栗町 |