旧本多忠次邸展覧会のご案内
「英国陶磁の世界-ドクター・ウォールからロイヤル・ウースターまで」展
こちらの展覧会は終了しました。多くの方のご来館ありがとうございました。
18世紀半ば、イギリスの磁器生産は、国内で産出される粘土の違いなどからドイツ(マイセン窯)や他のヨーロッパ諸国に比べ後れをとっていたものの、ソープストーンを使った磁器や家畜の骨灰を混ぜた「ボーンチャイナ」(ボーンは骨、チャイナは陶器を指す)、また銅版転写法など新しい技術を開発・採用し、産業革命というイギリスを世界の覇者とした時代の潮流に乗り、一躍表舞台に肩を並べました。繊細な絵付けや金彩を施し、実用性と優美さを兼ね備えたイギリス陶磁器は世界の上流階級に愛され、中でもイギリス王室から「ロイヤル(王室御用達)」の称号を与えられた窯は、その栄誉を品質の中に守り続け、時代を経た今なお多くの人々を魅了しています。
今回の展示では、イギリスで最も長い歴史をもつ窯の一つであり、御用窯としてロイヤルを名乗ることをはじめて許された名窯ウースターを、創設者のひとりジョン・ウォール博士の時代から20世紀まで追うとともに、ミントン、ウェッジウッド、ロイヤルドルトン、ロイヤルクラウンダービーなどイギリスを代表する陶磁器の数々を紹介します。
産業革命とロイヤルの称号への誇り-王室伝統の維持という一見反する社会構造のもとで洗練されていったイギリス陶磁器の、風格と気品に満ちた世界をお楽しみください。
日時
2019年9月21日(土曜日)から10月27日(日曜日)9時から17時(入館は16時30分)
休館日
月曜日(ただし、9月23日、10月14日は開館)、および9月24日(火曜日)、10月15日(火曜日)
入館料
一般300円、小中学生150円
※2019年10月22日(火曜日・祝日)は「即位礼正殿の儀」が執り行われるのにともない。慶祝行事として当日の観覧料が無料となります。
※市内小中学生、各種障がい者手帳をお持ちの方とその介助の方(1名)は無料となります。
※美術系3施設共通年間パスポート「Museum-pass」購入者については、パスポートの提示により割引料金(一般240円、小中学生120円)で入館できます。
美術系3施設共通年間パスポートについてはこちらをご覧ください。
企画協力
西洋骨董陶磁ロムドシン(東京都)
関連イベント
ギャラリ-ツアー
講師/西洋骨董陶磁ロムドシン スタッフ
内容/会場内にて展示作品を見ながら作品の魅力についてお話します。
日時/2019年9月21日(土曜日)11時から、14時から
共通
参加料/無料。ただし入館料が必要となります。
申込み方法/当日、会場へ直接お越しください。
※会場内でお話しいただきますので、通常の見学を妨げてしまう場合があります。ご迷惑をおかけしますがご了承ください。
※混雑した場合は参加を制限させていただく場合があります。
その他
※2019年9月19日(木曜日)、9月20日(金曜日)は展示替えのため臨時休館いたします。
※展示品・展示ケースには触れないでください。
※会期中、建物内での飲食、鉛筆以外の筆記具の使用はご遠慮ください。
※会期中、混雑状況によっては、安全のため入場制限を行う場合があります。
※会期中、給茶機の利用はできません。
※館内の写真撮影をご希望の方は受付にお申し出ください。