市長メッセージ おくすり節薬相談バッグについて(令和4年7月15日)
岡崎市長の中根康浩です。
「残薬」という言葉を聞いたことがありますか? 残薬とは、飲み残しや飲み忘れなどにより手元に残ってしまったお薬のことです。 適正な服薬ができないために発生する残薬は、治療期間の延長や体調悪化などにつながり、残薬の増加は医療費の増大にもつながる大きな問題です。
こちらは「おくすり節薬そうだんバッグ」です。残薬問題の解消に向け、岡崎薬剤師会が始めたもので、岡崎市もこの取り組みを支援しています。 このバッグに自宅に残っているお薬を入れ、薬剤師会所属の協力薬局に持ち込んでいただくと、そこで薬剤師が残薬を確認し、整理するとともに、適切な飲み方や管理の仕方など、残薬が出ない方法を指導してくれる、という取り組みです。
アドバイスによりお薬を安心して、正しく飲んでいただくことで、薬本来の治療効果を得ることができます。 また、この取り組みをきっかけに、日頃から相談できる「かかりつけ薬剤師」を持っていただくことは、総合的な服薬支援につながり、皆さんの健康の維持・向上が期待できます。そして、適切な残薬管理が広く浸透し、ムダな調剤が減ることで医療費の削減にもつながります。
節薬バッグは、『安心して、正しく、ムダなく』薬を使うために、患者さんと薬剤師さんをつなぐものです。 残薬問題でお困りのかたは、ぜひお近くの薬剤師会所属の薬局へご相談ください。