市長メッセージ 福祉総合相談体制について(令和3年4月9日)
市長から福祉総合相談体制についてお知らせします。
この4月から、新設した「ふくし相談課」を核にして福祉総合相談体制をスタートいたしました。
近年、少子高齢化などの社会構造の変化により、80代の親が収入のない50代の子どもの生活を支える「8050問題」や、介護と子育てなど複数のケアに携わる「ダブルケア」など、個人や世帯が抱える生きづらさや困難が複雑・多様化しています。福祉総合相談体制は、こうした課題を克服するため、高齢、障がい、こども、生活困窮など、分野や制度の垣根を超えた相談支援、社会とつながるための支援、地域における交流や活躍の機会を生み出す支援を一体的に行います。
これまで、地域包括支援センターや相談支援事業所など各機関がその専門性を活かして個人や個別の対応を行ってきましたが、福祉課題の複雑化・複合化に伴い、多くの分野にわたる悩みへの対応を求められるケースが増えています。このため、ふくし相談課では“様々な悩みを抱える世帯”をまるごと支援できるよう、相談者にとって適切な支援策をコーディネートするとともに、自ら相談に行くことができない方への訪問などの支援や、孤立している相談者が社会参加するための支援などを新たに実施してまいります。
また、相談窓口として、市役所福祉会館1階及び東庁舎1階に福祉総合サポートフロア、通称「ふくサポ」を、福祉会館3階にこども子育てサポートフロア、通称「ここサポ」を配置し、福祉部、こども部全体で、断らない相談支援や、地域や社会のつながりを作る支援を一体的に行ってまいります。
今後、福祉に関するお悩みは、ふくし相談課へお問い合わせください。