市長メッセージ TNR活動を知っていますか?(令和3年12月10日)
市長からTNR活動についてお知らせします。
岡崎市長の中根康浩です。
皆さんは、「TNR」という言葉をご存じでしょうか。
TNRは、トラップ(Trap)・ニューター(Neuter)・リターン(Return)の頭文字で、『野良猫を捕獲し、避妊・去勢手術を行い、元の場所に戻す』ことです。
猫は、1年に2回から3回出産し、1回に5頭程度の子猫を産むといわれ、1頭のメス猫から1年後には50頭ほどに増える可能性もあります。野良猫が増えすぎると、糞尿や発情期の鳴き声など、地域の困りごととなってしまうことがあります。
TNR活動は、そういった望まれない猫の出産をなくし、殺処分や交通事故などで死んでしまう猫の数を減らすのに有効な手段と言われています。
本市の動物総合センター「あにも」では、野良猫でお困りの地域でのTNR活動を支援する『猫の避妊処置事業』を行っています。
この事業は、地域において、飼い主のいない猫と飼い主のいる猫を把握いただいたうえで、捕獲用のオリの貸出しや、捕獲したメス猫の避妊手術を実施するものです。
事業を通して、地域の皆様で問題意識を共有し、エサやりのマナー向上を促すことで、野良猫による困り事が起こりにくい地域を目指します。
人と動物が共生した社会の実現するため、『猫の避妊処置事業』をお考えの地域のかたは、「あにも」までお気軽にご相談ください。