市長メッセージ ゼロカーボン社会の実現に向けて(令和4年4月4日)
みなさんこんにちは。岡崎市長の中根康浩です。
現在、世界は「持続可能な社会の実現」、すなわち、今を生きる私たちを誰一人置き去りにしない、豊かな社会をつくることを目指し、かつ、次の世代に負担を先送りせず、より良い世界を引き継ぐため、大きな変革の時を迎えております。
昨今、国際的な問題となっている地球温暖化、そしてその影響と言われている災害の激甚化、熱中症の増加など、様々なリスクを回避・低減するため、国はその主な原因と言われる二酸化炭素の排出量を大幅に減らす「脱炭素社会」の実現に向けて動きだしました。
本市においても、2050年までに温室効果ガスの排出量を、森林などの吸収量と均衡させる「ゼロカーボンシティ」の実現を表明しており、今後、各地域で、自然環境や産業構造などの特性に応じた施策を展開してまいります。
二酸化炭素などの温室効果ガスは、ごみの焼却や、電気、ガス、自動車の使用など、私たちの日常生活の中で必然的に生み出されるものですが、その出し方・使い方を見直すことで、排出量を減らすことが可能です。
一人一人による「省エネ」「ごみ減量」の取り組みの効果は世界全体から見れば僅かなものかもしれません。しかし、たくさんの方々が日常生活の中でこれらを意識し、気を配っていくことが、やがては持続可能な社会の実現のための大きな力になります。
市では、広く市民の皆様に、ゼロカーボン社会の実現に向けてどのようなことに取り組めるのか、ごみ減量のために何をすべきかを考えていただくきっかけづくりとして「環境を考える会」を開催します。
私たちの世代で「脱炭素社会」の実現に道筋をつけ、次の世代により良い世界を引き継ぐためには、行政や事業者のみならず、市民の皆様の御理解と自発的な取り組みが不可欠です。
これからの時代、私たちは何を意識し、何を心掛けるべきか、一緒に考えていきましょう。