市長メッセージ 「第2回脱炭素先行地域」への選定について(令和4年11月4日)
このほど、環境省が募集する「第2回脱炭素先行地域」に本市と愛知県、三菱自動車工業株式会社が共同提案した「どうする脱炭素?岡崎城下からはじまる、省エネ、創エネ、蓄エネ、調エネのまちづくり」が選定されました。
脱炭素先行地域とは、2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、いわゆる2050年カーボンニュートラルの実現に向け、全国に先駆け、地域特性に応じた脱炭素の実現に取り組む地域です。
これまでに全国46箇所が選定され、本市の提案が他地域のモデルとなる事業の一つとして認められたことになります。
本市の提案は、中心市街地であるQURUWAエリアにおいて、太陽光発電や蓄電池を最大限導入するとともに、メガソーラーやバイオマス発電などを新たに導入・活用することで脱炭素化を実現するものです。
また、三菱自動車工業と連携して、電気自動車から回収されるバッテリーを防犯灯などに再利用するなど、自動車産業のサプライチェーン全体の環境負荷低減も図ってまいります。
本事業の一番の特徴は、町内会の加入率が非常に高いという本市の地域特性を活かし、町内会活動を核とした再生エネルギー事業などを行い、そこで得られた収益の一部を、子育て支援や空き店舗対策といった地域課題の解決に活かすことです。
単に脱炭素を進めるのでなく、脱炭素を通じたまちづくりを展開していきたいと考えています。
本市では現在、「地球温暖化対策実行計画」の改訂作業を進めており、2030年における市域の温室効果ガス目標削減量を、2013年比で50パーセントとする予定です。
また、2050年には実質ゼロを目標として各施策を展開していきます。
先行地域での事業をきっかけに、市民・事業者・行政が一体となり、目標の実現を目指してまいります。
実現には市民の皆様一人ひとりの意識や行動が不可欠です。
力を合わせて持続可能な地域社会をつくりましょう。