愛知県初の森林経営管理法による森林整備を一般社団法人奏林舎と進めます。
この度、岡崎市では愛知県初の森林経営管理法を利用した森林整備を進めることになりました。
モデル事業として、岡崎市木下町の森林37.64ヘクタールにおいて、市が所有者から委託された森林を管理していきます。また、その内、林業として採算が合う22.57ヘクタールの森林の経営管理を「一般社団法人奏林舎」に再委託し、残りを市が整備します。
今後も、岡崎市がこのような手法で本制度を使い、森林整備を順次進めることで、森林大国日本が抱える問題を着実に解決できるよう進めていきます。
1 背景
岡崎市は市域の約6割が森林であり、更にその内の約6割は、スギやヒノキなど人の手で植
えられた人工林で構成されています。人工林は整備が必要で過密状態のままでは、森林が
本来持つ機能が十分に発揮されず、場合によっては、災害の要因になることも懸念されてい
ます。森林は緑豊かで健やかに見えますが、木材価格の低迷等の理由から手入れが行き届
かない森林が増えているのが現状です。
そのような中、国が平成31年4月、森林経営の効率化と森林管理の適正化を一体的に促進
するため、森林経営管理法を施行しました。これにより、森林所有者には、森林経営や管理の
責務が義務化され、所有者自らが管理することが困難な森林は、所有者からの委託により、
市が経営管理権を取得して、林業経営に適した森林は「意欲と能力のある林業経営者」に再
委託し、適さない森林は、市が「森林経営管理事業」を実施する制度となりました。
2 森林所有者から岡崎市へ委託された内容
⑴ 期間
令和2年8月13日~令和12年3月31日
⑵ 場所
岡崎市木下町の森林 37.64ヘクタール
⑶ 方法
間伐、森林巡視
3 岡崎市から民間事業者への再委託の内容
⑴ 期間
令和3年4月1日~令和12年3月31日
⑵ 場所
岡崎市木下町の森林 22.57ヘクタール(37.64ヘクタールのうち)
⑶ 方法
間伐、森林巡視
⑷ 経営管理実施事業者
一般社団法人奏林舎
お問い合わせ先
担当部署:経済振興部森林課
電話番号:0564-82-3102