開催予定の展覧会 企画展「小宇宙の精華 インド宮廷絵画―畠中光享コレクション―」

最終更新日令和2年9月24日ページID 026902

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 企画展 

インド展チラシ

小宇宙の精華 インド宮廷絵画―畠中光享コレクション―
会期:令和2年9月26日(土曜日)から11月8日(日曜日)

 「インド細密画」とは宮廷絵画であり、16世紀後期から19世紀前期にかけてムガール帝国の宮廷やインド中部から西北部の武人階級であるラージプトの藩主国の画工房で描かれた絵画です。インドには、「一枚の絵と観る人は一対一で向き合って対話するもの」という絵画観があります。それゆえ小さな画面に絵が描かれました。しかしインド細密画は小さな画面に細密に描かれるだけではなく、画面を通して豊かな世界が広がっています。描かれた美しさだけでなく、その奥にある内容や意味、心を読むといった絵を鑑賞する術は、音楽や詩歌と同じく王侯貴族の教養とされ、宮廷人の嫁入りにも持参される重要なものでした。
 本展では、日本画家・インド美術研究者である畠中光享氏が約半世紀の歳月をかけて調査研究のために収集した「畠中コレクション」のインド細密画をご紹介します。「畠中コレクション」はインド細密画の全ての流派を網羅した、国内では唯一最大のコレクションです。
インド細密画の、小さな画面に広がる深くて豊穣な世界をお楽しみください。


 


 
 主   催/岡崎市美術博物館、中日新聞社、日本経済新聞社

 開館時間/午前10時~午後5時(入場は午後4時30分まで) 

 休 館 日/毎週月曜日 

 観 覧 料/一般[高校生以上] 1000円(900円)、小中学生 500円(450円)

*( )内は20名以上の団体料金
*未就学児は無料      
*岡崎市内在住・在学の小中学生は無料(わくわくカードまたは学生証を提示)

*各種障がい者手帳の交付を受けている方及びその介助者1名は無料
*展覧会限定フリーパス「Limi-pass (リミパス)」は1500円で販売

*年間パスポート「Museum-pass(ミュージアムパス)」はこちら 



 展示構成

第1章 インド細密画の初期 

笛を吹くクリシュナ
《笛を吹くクリシュナ》-パラム派-1520-40年頃

インドでは仏教は6世紀に入るとヒンドゥ教化(密教化)して弱体化し、さらにイスラム教の侵攻により13世紀初めには壊滅しますが、それ以前の11、12世紀の仏教経典挿絵が若干残されています。15、16世紀にはジャイナ教経典挿絵が多く描かれました。同じころヒンドゥ教経典挿絵や、ムガール以前のイスラム太守国で物語絵がわずかに描かれました。






第2章 ムガール系絵画

ポーズをする女
《ポーズをする女》-地方ムガールアワッド派-1780年頃

ムガール帝国の最盛期である16世紀後半~17世紀末までに優れたムガール宮廷絵画が描かれました。またデカンのイスラムの太守国でも、ムガールと一線を画しますが、ムガール絵画に類する絵が描かれました。ムガール宮廷の力が衰えてからは、地方のイスラム太守国やヒンドゥのラージプトの宮廷でも、一部ムガール色の強い絵が描かれました。













第3章 ラージプト絵画-平地派

タージマハルに詣でるアーランガセブの孫のシュリモハマッドシャー
《タージ・マハルに詣でるオーランガゼブの孫のシュリ・モハマッド・シャー》-ブンディールカンド地方ダティア派-1720年頃

ラジャスタン地方の藩主国と中央インドの一部のラージプトの藩主国の宮廷で描かれました。最初期は平面的な独自の絵画でしたが、17世紀後期にムガールの画工房が解体されると画家達がラジャスタンの諸藩主国に招かれ、ムガールと各藩主国の絵とが混ざり合い、17世紀末期から19世紀前期までそれぞれの藩主国で特色のある魅力的な絵が描かれました。








第4章 ラージプト絵画-山地派

魚の化身マッチャのヴィシュヌ(ダス アヴァタラシリーズより)
《魚の化身マッチャのヴィシュヌ(ダス アヴァタラシリーズより)》-カングラ派-1810年頃

パハリとは山地または丘陵地帯を指し、標高400mから2000mを越える国もありますが、多くは1000mを越える位置にあり小国が多いです。パハリの絵画は大きく二つに分けられます。18世紀前半まではバソリスタイルと言われ、原色を強烈に使い、目は蓮の花弁のように大きく、豊かな表情を持って描かれました。18世紀後期以降はカングラスタイルと呼ばれ、山の霧がかかったような中間色を用い、ロマンチックで、クリシュナなどヒンドゥ神に人間を重ねたような恋の絵が多く描かれました。











関連イベント  

会期中、講演会や当館学芸員による展示説明会などイベントを予定しております。

 講演会 

「インド宮廷絵画について」
 講  師/畠中光享氏 (日本画家・インド美術研究者)

 日  時/第1回 9月26日(土曜日) 午後2時から 

       第2回 10月17日(土曜日)  午後2時から

       (当日午後1時30分開場、整理券配布) 

 会  場/当館1階セミナールーム
 定  員/先着30名
 参加費/無料

 ギャラリー・トーク

 日  時/11月1日(土曜日) 午後2時から

 担  当/当館学芸員

 会  場/当館1階展示室

 参加費/無料 (ただし、当日の観覧チケットが必要です)


  無料開放DAY

日  時/10月2日(金曜日)
内  容:インドの祝日のため展覧会の無料開放


関連企画――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【シネマ・ド・りぶら インド映画「大地のうた」上映】
日  時/10月15日(木曜日) 1.午前10時30分から 2.午後2時から、3.午後6時30分から
内  容/インド映画「大地のうた」を上映 *上映時間2時間程度
主  催/りぶらサポータークラブ、岡崎市立中央図書館
場  所/岡崎市図書館交流プラザりぶらホール
定  員/100名 ※託児なし
参加費/無料
*新型コロナウイルス対策による状況など、詳細は岡崎市立中央図書館(0564-23-3114)にお問い合わせください。
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お問い合わせ先

美術博物館

電話番号 0564-28-5000ファクス番号 0564-28-5005

〒444-0002岡崎市高隆寺町峠1番地
開館時間 10:00から17:00まで(最終の入場は16時30分まで)