開催予定の展覧会 開館25周年記念「美術にまつわる5つの話―いつもそこにある―」

最終更新日令和3年12月18日ページID 034083

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開館25周年記念「美術にまつわる5つの話―いつもそこにある―」

会 期: 令和4年1 月29日(土曜日) から3 月13 日(日曜日) まで 

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 この度、岡崎市美術博物館では開館25周年を記念して「美術にまつわる5つの話―いつもそこにある―」を開催します。

 多くの情報が行き交い、過ぎ去ってゆく現代社会において、私たちの暮らし、その当たり前であった日常は、いまや絶えず変化が求められています。世界にまん延した新型コロナウイルスは、私たちの行動を制限し、経済・医療の問題など個々人の生活様式を変えました。地震や台風などの自然災害もまた、私たちの日常を一変させるものとして隣り合わせに在り続けています。その過程で、私たちは意識することのなかった新しい発見をすることや、考えなかったことをふと考えることがあります。

 美術作品を生み出す芸術家は日常の刹那に立ち現れる様々な想いを託して作品を制作します。暮らしの中にある違和感を見出すこと、誰も考えていないことを深く考えること、目に見えないものを想像すること。芸術家はそうした気付きを作品として私たちに提示し、新しい発見を与えてくれます。

 本展は、当館がいま改めてみなさまに届けたい「美術にまつわる5つの話」を紹介するものです。「日常」「他者」「混沌」「祈り」「風景」、それぞれのテーマを通じて、みなさまが暮らしの中で感じる新しい日常について考え、感じ取る一助となれば幸いです。
 

主 催  岡崎市美術博物館
会 期  令和4年1月29日(土曜日)から3月13日(日曜日)まで   38日間
休館日  毎週月曜日
開館時間  午前10時から午後5時まで (入場は午後4時30分まで)
会 場  岡崎市美術博物館
観覧料  一般[高校生以上]300円/中学生以下無料
       *各種がい者手帳の交付を受けている方及びその介助者1名は無料

       *中学生以下の方は証明書をご提示いただく場合がございます


新型コロナウイルス感染症に関する対応について
 

展示構成

◆混沌の話 「炎よ、我らを食さん―EatUs,SirFire,EatUs―」

― キーワード ―

#ロベルト・マッタ #シュルレアリスム #心理学的形態学 #今すぐ大声で叫びたい!! #とんでもないことが起こっている


ここではロベルト・マッタの「炎よ、我らを食さん」1点を紹介します。本作は当館所蔵の美術作品で最も大きい「270.0×498.0cm」の大作です。マッタはシュルレアリスムの画家であり、混沌とした抽象の迷宮世界を描きました。本作は抽象的な図形や変化する色、人とも動物とも見ることができる生き物などマッタの頭の中の宇宙が描かれています。
本展示では、マッタ的な混沌の宇宙を通して、私たちの中にもある混沌に触れるものです。
 

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◆祈りの話 「祈り―バロックが織りなすキリスト教美術―」
 キーワード ―

#いのり #pray #聖なる光 #ジーザス !#ネ申 #パンとぶどう酒 #りんごとかいちじくとか


世界には、キリスト教やイスラム教、仏教など古今東西様々な宗教が存在しています。本展示では、宗教絵画の中でもキリスト教に焦点を当てた作品をご紹介していきます。「祈り」とはどのような行為であるのか、美術作品を通じて改めて考えてみたいと思います。キリスト教美術の世界をみなさまに少しでも身近なものとして感じていただければ幸いです。

フランソワ・ペリエ-聖家族の船出

フランソワ・ペリエ 〈聖家族の船出〉17世紀

 

◆他者の話 「ポートレート―あなたはわたし、わたしはあなた―」

― キーワード ―

#自画像 #肖像画 #ナルシスト #コンプレックス #マスクの下の顔がわからない


肖像は古今東西より絵画や彫刻など美術の主要なテーマでした。20世紀に入り、写真の普及や戦後の表現の多様化に伴い、肖像画は似せて描くという記録的役割から解放され、画家たちは独自の視点で対象の個性や内面を描くものになりました。
本展示では、肖像を通して、描かれた他者の内面と、他者から見られている自分の内面の世界を探ります。

五木田智央〈Secret Agent〉2021年

五木田智央〈Secret Agent〉2021年

© Tomoo Gokita Courtesy of Taka Isii Gallery Photo by Kenji Takahashi


 

◆日常の話 「みつめる、みえてくる」

― キーワード ―

#みつめる先 #みえてくるもの #窓にカーテン #テーブルに花瓶 #日々の中に


展示作品と見る者の相互作用によって引き出される新しい感覚や見方の発見は、その人だけの特別な体験となります。このような体験は、意外にも自分の住むまちや地域の美術館でみつけることができます。特別な体験や出来事となる非日常性は、私たちの暮らしの遠くにあるのではなく、日常の隙間にもあるのです。
本展示では、日常をテーマに収蔵品を紹介します。日常と非日常が交差するときに生ずる心の動きが、自身や生活をあらためてみつめるきっかけとなれば幸いです。

水仙

長谷川潾二郎〈水仙〉年代不詳


 

◆風景の話 「風景ができるとき―岡崎の風景をめぐって―」

― キーワード ―

#びっくり!江戸時代の○○橋 #岡崎と言えばここでしょ #浮世絵からいまどきのおしゃれなプロジェクトまで #知っている場所がきっとある #行ってみりん


風景はあまりにも身近なため、ずっと変わらずにそこにあるかのように感じられます。しかし、人々の営みや天変地異などの不可抗力、わたしたちのものの見方の変化などにより、風景は様々な次元で絶えず変わり続けています。
本展示では、江戸時代から現代まで、美術作品に表現された岡崎の風景をたどります。旅をするように岡崎の各所を訪ねながら、どのようにしてその風景ができたのかに思いをめぐらせます。

矢作橋

歌川貞秀〈三州岡崎矢矧大橋勝景〉江戸時代後期

関連イベント

 *最新の研究成果を紹介する講演会とギャラリートークを開催します。

ワークショップ「ビジュツの話、あなたのコトバ ]

内 容  ワークブックを片手に美術の世界にとびこんでみよう!展覧会「5話(イツバナ)」を見て考えてほしいあなたの話。作品を見て、あなたの中に生まれたイメージを、ワークブックをヒントに一緒にかたちにしてみよう!。
日 時  会期中随時開催、ただし参加は午後4時まで
場 所  1階展示室、ホワイエ
参加費  無料※ただし、当日の観覧チケットが必要
参加方法  館内受付にてワークブックを配布

ギャラリートーク

日 時  2月4日(金曜日)、2月13日(日曜日)、2月25日(金曜日)、3月5日(土曜日)、3月12日(土曜日) 全5回開催

      各日とも午後2時から
場 所  1階展示室
参加費  無料※ただし、当日の観覧チケットが必要
担 当  当館学芸員
 

 

 

関連資料

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お問い合わせ先

美術博物館

電話番号 0564-28-5000ファクス番号 0564-28-5005

〒444-0002岡崎市高隆寺町峠1番地
開館時間 10:00から17:00まで(最終の入場は16時30分まで)