過去の展覧会 あら、尖端的ね。―大正末・昭和初期の都市文化と商業美術

最終更新日平成25年11月28日ページID 014306

印刷

企画展

あら、尖端的ね。―大正末・昭和初期の都市文化と商業美術―チラシ

あら、尖端的ね。―大正末・昭和初期の都市文化と商業美術―
平成21年2月14日(土曜日)から3月29日(日曜日)

開館時間

10時から17時

観覧料

一般:800円(団体料金:700円)
小中学生:400円(団体料金:300円)

休館日

月曜日

主催

岡崎市美術博物館・朝日新聞社

大正末から昭和初期の日本は、「モダン」や「尖端(せんたん)」の語が流行し、新たな都市文化が成熟をみせた時代です。こうしたなかで明治以降形づくられた制度的な芸術の枠組みも揺らぎ、若き芸術家たちは、マヴォやアクションをはじめとする新興美術団体など多様なグループを流動的に結成・解消し、少なからず実業として、商品や広告の図案制作や印刷物のデザインなど、商業分野にも携わることになります。
こうした状況は、近代社会の進展と共にあったとは言え、1923年に首都東京を襲った関東大震災によって決定づけられたと考えられます。都市の破壊は、若き芸術家に現実社会への参画を強く促し、また別な見方をすれば、新進の企業や百貨店が、こうした芸術家と手を携え、また新たに商業美術という専門分野の必要性を認識することによって、新しい時代の豊かな都市文化を生み出す母体となっていきました。
本展覧会では、絵画、版画、彫刻に限らず、時代の証左となる雑誌、パンフレット、写真資料等を多数展示し、大正末から昭和初期にいたる都市文化と商業美術のありようをご紹介します。

講演会

2月22日(日曜日)神野由紀氏「百貨店と子ども文化―商品化する子ども世界」
2月28日(土曜日)馬場伸彦氏「モダン都市のモダンライフ」
3月21日(土曜日)田島奈都子氏「商業美術の祖としてのウィンドー・ディスプレー その始まりと展開」

映画上映会[モダン女性がゆく]

2月15日(日曜日)「非常線の女」1933年 日本 100分(監督:小津安二郎 出演:田中絹代、岡譲二)
3月8日(日曜日)「隣の八重ちゃん」1934年 日本 77分(監督:島津保次郎 出演:逢初夢子、岡田嘉子、大日方傳)
3月15日(日曜日)「花籠の歌」1937年 日本 69分(監督:五所平之助 出演:田中絹代、佐野周二)
3月22日(日曜日)「淑女は何を忘れたか」1937年 日本 71分(監督:小津安二郎 出演:栗島すみ子、斉藤達雄、桑野通子)

 

 

お問い合わせ先

美術博物館

電話番号 0564-28-5000ファクス番号 0564-28-5005

〒444-0002岡崎市高隆寺町峠1番地
開館時間 10:00から17:00まで(最終の入場は16時30分まで)