過去の展覧会 「新発見と再発見」
ミニ展示
会 期: 令和4年4月9日(土曜日) から5月15日(日曜日) まで
本展は、近年収集された歴史資料から厳選して5点紹介します。岡崎市美術博物館では、
購入・寄託・寄附などの方法で資料を収集していますが、常設展示室がないため、紹介でき
ていない資料がまだ多数あります。
そこで本展では、令和3年度に購入した「本多忠⺠(ただもと)行列図巻」をはじめ、朝鮮出兵の際に
出された徳川家康の書状や、寛政3年(1792)の伝馬町(現岡崎市伝馬通)の家並みを記し
た間口図など、近年発見された歴史資料を紹介します。学芸員という仕事の醍醐味である、
資料を発見した時のワクワクを追体験してもらえれば幸いです。
開館時間
休館日
観覧料
主催
岡崎市美術博物館
主な展示資料
1.本多忠⺠⾏列図巻 (岡崎市美術博物館蔵)
幕末の岡崎藩主本多忠⺠(ただもと)の⼤名⾏列図です。⻑さ14mに及ぶ巻子に、348 人が描かれています。
岡崎藩主の大名行列全体を描いた絵図としては、現存唯一です。
2.徳川家康書状 (個人蔵)
朝鮮出兵の撤退について、家康が五奉行筆頭の浅野⻑政に宛てて出した書状です。
これまで写で存在が知られていたものの実物です。
この書状によって、写では文字の脱落があったことが判明しました。
3.鶴田卓池《梅図并句》 (個人蔵)
江⼾時代後期の岡崎の俳人、鶴田卓池(たくち)の作品です。
綸子(りんず)という文様を織り出した光沢のある絹に、咲き始めの梅の絵と、
「柿にまがふ影がさすなり柿の蔕(へた)」の句が添えられています。
新たに発見された資料2点を追加
1.小豆坂古戦場図
2.鶴田卓池画・龍渓賛《富士画賛》
お問い合わせ先
美術博物館
電話番号 0564-28-5000 | ファクス番号 0564-28-5005
〒444-0002岡崎市高隆寺町峠1番地
開館時間 10:00から17:00まで(最終の入場は16時30分まで)