整備計画策定の背景
整備計画策定の背景
本市は急速な人口増加や経済成長を背景とした都市化への対応の中で、モータリゼーションの進展も相まって、人口や都市機能が郊外部へ拡大し市街地の外延化が進行しました。
しかし、人口減少、超高齢社会を迎える中で、これまでの開発基調・量的拡大志向のもと低密度に市街地が外延化し、過度な自動車依存を前提とした都市構造は、日常の暮らし、コミュニティ、地球環境、ひいては都市活力そのものの維持などの面で様々な問題を引き起こしています。
本市では、そのような中、市民の誰もが暮らしやすく、都市としての持続的な成長を確保するため、公共交通軸を中心に都市機能を集約した拠点を都心から各地域まで配置し、各拠点へのアクセスの向上と都市機能の集約化・高度化を図ることで、各地域それぞれが都市機能や農業機能、自然機能などを分担・共生する「地域共生型」のコンパクトな都市構造を目指しています。
本市の都市核に位置し、都市機能の一端を担うべき名鉄東岡崎駅の北口駅前広場は、1日の乗降客約37,000人(年間約1,300万人)が利用する駅でありながら、非常に狭く、タクシー、一般車、バス等の交通が輻輳しており、混雑しています。また、駅ビルも老朽化が進んでいるほか、入居店舗も減少しているなど、商業地域でありながら、かつての賑わいは見られない状況です。
このような状況を踏まえ、将来を見据えた中核市岡崎の玄関口にふさわしく、生活支援や行政サービス機能等を兼ね備えるとともに、来訪者へおもてなしができ、誰もが使いやすく、地域の賑わいを生む東岡崎駅へ再整備するために本整備計画を策定します。