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ホーム > 市政 > 岡崎市の紹介 > 市長・副市長・部長等の紹介 > 市制施行105周年記念式・市長式辞 (令和3年7月1日)

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市制施行105周年記念式・市長式辞 (令和3年7月1日)

最終更新日令和5年7月19日 | ページID 029871

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市制施行105周年記念式式辞
 
 

 本日ここに、岡崎市制施行105周年の記念式を挙行いたしましたところ、受賞される皆様方におかれましては、公私ともご多忙の中、ご臨席を賜り、厚くお礼申し上げます。 本式典は、新型コロナウイルス感染症の拡大防止を図るため、昨年と同様、規模を大幅に縮小して開催する運びとなりました。市勢の進展に多大なる貢献をいただいた皆様には、多くの方々に祝福され表彰の栄に浴されるべきですが、ご理解いただきますようお願い申し上げます。
 さて、本市は、大正5年7月1日に、県下では3番目、全国では67番目に市制を施行してから着実に発展を遂げ、本日105周年を迎えることができました。これもひとえに、先人のたゆまぬ努力と市民の皆様方の格別なるご理解とご協力の賜物であると心より感謝を申し上げる次第であります。


 はじめに、本市の新型コロナウイルス感染症への主な対応についてであります。3月末から始まったとされる第4波は、感染力が強く、4月から6月の市内新規感染者数が1,000人を超えましたが、ようやく減少傾向となってきました。6月20日に愛知県の緊急事態宣言は解除され、まん延防止等重点措置の対象区域に指定されていましたが、7月3日に解除されることになりました。ただ、感染者数が再び増加傾向の地域もあるなど、市民の皆様には引き続き感染防止に取り組んでいただくようお願い申し上げます。
 感染拡大が長期化し、自粛への疲れ、対策への慣れが心配されますが、まさに今が正念場ととらえ、市民の皆様とともに危機感を共有し、この局面を乗り越え、一日も早く安心な日常生活と、活力ある社会生活を取り戻したいと考えておりますので、引き続き、ご理解とご協力をお願いいたします。
 これまでの間に新型コロナウイルス感染症によりお亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りいたしますとともに、医療や介護の現場を始めとする感染症との闘いの最前線に立ち続けておられる方々の献身的なご努力に対し、心から感謝と敬意を表します。

 新型コロナウイルスワクチン接種については、4月中旬の高齢者施設入所者への接種を皮切りに、現在65歳以上の高齢者約5万5千人、約6割の方が1回目の接種を完了しています。2回目の接種も順調に進む見込みであることから、6月24日に60歳から64歳の方、本日は55歳から59歳の方にも接種券を発送しております。65歳以上で予約がお済みでない方向けには、新たに専用の予約ダイヤルを設け、安心して予約できる体制を整えています。
 また、本日からは接種会場を従来の3会場から12会場に拡大するなど、接種体制を拡充しています。さらに7月3日からは県が開設する大規模集団接種会場として、本市が誇る二つの大学病院の愛知医科大学メディカルセンターと藤田医科大学岡崎医療センターでも接種が始まります。そして、基礎疾患をお持ちで、早期の接種を希望されるかたに対する接種券は、すでに発送しております。今後申し込みされるかたにも順次発送していきます。加えて、保育園や幼稚園の従事者などエッセンシャルワーカーに優先的に接種を行ってまいります。
 本市では、専門家会議を開催し、ご意見をいただきながら、これらのワクチン接種業務を最優先とした全庁的な取り組みを進め、組織や人員体制を強化しています。 今後も岡崎市医師会、岡崎歯科医師会、岡崎薬剤師会を始めとする多くの医療関係者や大学病院と連携し、市民の皆様が安心していただける体制を確保してまいります。


 いよいよ、東京2020(ニーゼロニーゼロ)オリンピック・パラリンピック競技大会の開会式まであと22日となりました。私はこの大会に大いに期待しております。それは、本市出身の多くのアスリートの活躍が期待されているからであります。すでに出場が内定されているのが、バレーボールの石川(いしかわ)祐希(ゆうき)選手、石川(いしかわ)真佑(まゆ)選手、そして、パラリンピック・カヌースプリントカヤックの加治(かじ)良美(よしみ)選手であります。また、出場が期待されている選手としては、陸上棒高跳びの山本(やまもと)聖途(せいと)選手、パラリンピックでは、陸上1500mの山本(やまもと)萌恵子(もえこ)選手であります。全て出場が決まりますと、岡崎市出身のアスリートとしては、過去最高の5人となります。今回は本来の応援はできないものの、本市出身のアスリートに最大限のエールを送りたいと思います。
 これらアスリートへの応援として今年度から「岡崎アスリート支援事業」を開始いたしました。この事業は、本市にゆかりがあり、世界・全国レベルで活躍する選手・チームを岡崎アスリートと認定し、応援するものです。 また、三菱自動車工業株式会社様から、硬式野球部の活動を通して地域貢献したいとの申し出があり、「スポーツに関する協定書」を締結しました。これが、岡崎アスリート支援事業の重点支援第1号でもあります。この締結を機に、硬式野球部の皆様とともに市民の皆様との連帯感や機運を醸成し、さらなるスポーツ振興を進めてまいります。スポーツには人を動かし、人を育て、経済を成長させ、社会を変える力があります。今後とも、スポーツを通した好循環を目指してまいります。


 さて、2023年大河ドラマ「どうする家康」の放送決定を受け、市役所内にドラマの活用に取り組む「どうする家康活用推進本部」を立ち上げました。ドラマには全国の家康公ゆかりの自治体が関心を示しておりますが、家康公生誕の地であるというオンリーワンの強みを生かしていけるよう、事業の検討、調整を図ってまいります。こうした中、「若き家康公」を観光振興の中心に据えた新たな戦略を展開してまいります。先日、人気歴史ゲームシリーズ「戦国無双5(ファイブ)」の徳川家康公を本市の観光イメージキャラクターに任命し、歴史ゲームファンへのPRに活用するため、タイアップキャンペーンを開始しました。その他にもライトノベル、いわゆる娯楽小説「鋼鉄城アイアン・キャッスル」とのタイアップなど、今後も、家康公生誕の地として、「若き家康公」戦略を強く推し進めてまいります。


 これまでも国や県の対策に加え、独自の対策として、感染拡大防止策と経済対策の両輪により、事業者の皆様への支援を進めてまいりました。その上で、本年度の経済対策として、現在、三つの取り組みを進めております。一つ目は、本市独自の感染症対策協力金の支給であります。これは、愛知県の協力金の対象から外れた飲食店に、一店舗あたり10万円の協力金を支給するものです。申請期限を6月末まで1か月間延長した結果、170件を超える申請をいただき、速やかな支給に努めております。二つ目は、6月からスタートした岡崎グルメデリバリー支援事業であります。コロナ禍における注目業態である宅配に挑戦する飲食店を支援してまいります。三つ目は、本日より開始いたしますキャッシュレス決済ポイント還元事業であります。市内飲食店における消費喚起を目的に、国内最大級のキャッシュレス決済サービス ペイペイの利用者を対象に、飲食代金の20%分をポイント還元するものです。市内の消費活動・経済活動を市内外から呼び込む先進的な取り組みであります。多くの皆様にご参加いただき、様々な業種への支援につながることを期待しています。
 

 脱炭素化は世界の大きな流れであり、本市としましても、ゼロカーボンシティの実現に向けて積極的に取り組む必要があります。新たなビジネスチャンスの可能性がある一方で、事業者の皆様にも一層の取組みが求められることから、今後、事業者の皆様と連携し、支援を充実させることで、環境、経済、社会の好循環による脱炭素化の実現に取り組んでまいります。また、地域から脱炭素を実現するため、国が示す「脱炭素先行地域」に本市が選定されるよう、しっかり準備を進めてまいります。
 

 市民が生活していく上での困り事は、年々複雑化、多様化しております。こうした困り事に対応するため、この4月に新設した「ふくし相談課」を核とする福祉総合相談体制がスタートしました。既に生活困窮やひきこもり、虐待などご家庭が抱える様々な悩みをご相談いただいており、個人や世帯が抱える課題に対し、適切な支援策をコーディネートするとともに、自ら相談に行くことができない方への訪問支援や孤立している相談者が社会参加するための支援など伴走型の支援を行ってまいります。これまで、生理の貧困への対応としまして、防災備蓄品を活用し、4月から生理用品の無償配布を開始いたしました。6月定例会において必要な予算を確保するとともに、今後もご寄附を呼びかけ、年度内は配布を継続したいと考えております。

 また、おかざき世界子ども美術博物館では、4月から、障がいのある子どもたちのどこまでも自由な、あふれる想像力によって制作された作品を展示する「子どもたちのアール・ブリュット」が始まっております。是非多くの皆様にご覧いただきたいと思っております。
 
 生活支援策としましては、この春、新たに小・中学校にご入学された児童・生徒の皆様に、3,000円分の図書カードをお送りしました。子ども達が外出やイベントなどの機会が奪われていることに加え、出費が増える新入学生に、楽しくご家庭で過ごしていただきたいと思います。
高齢者の生活支援としては、満75歳以上の個人住民税非課税の方に、2,000円分のクオカードを送付します。9月中旬以降を予定していますので、コロナ禍における感染症対策など不自由な生活の一助としていただきたいと思います。
 また、市民の皆様や事業者の皆様に対する支援策として、水需要の増加が見込まれる夏場の負担軽減を図るため、7月請求分からの4か月間、水道料金の基本料金を免除いたします。今後も、国や県と緊密に連携を図り、市民生活や地域経済の動向を捉えた必要な対策や支援を的確に行ってまいります。


 市民参加型の市政の推進に関しましては、政策等の策定や事業推進に対する合意形成のあり方を検討するため、4月に市民参加型市政推進調査部会を設置しました。現状の課題の整理や今後の方向性等について調査・検討を行い、岡崎市版「市民参加型市政」に取り組んでまいります。
特に、市民の皆様の関心の高い太陽の城跡地利用につきましては、民間によるホテル事業を否定するものではなく、コンベンション施設整備事業が、市民の理解が充分に得られていないと感じていることから、事業を一時凍結しております。計画の見直しを含め、再度、多くの皆様のご意見を伺った上で、12月末までを目途に事業の方向性を決定してまいります。『どうする太陽の城跡地』をテーマとした広聴会を開催し、直接、ご意見をいただくほか、各地域交流センターにて、事業概要の説明パネルの展示やアンケート調査などを行ってまいります。今月4日には、図書館交流プラザ・りぶらにて「まちづくりほっとミーティング」を開催いたします。市民の皆様の声を聴き、意見を交わし、納得感のある「市民参加型市政」を進めてまいります。そして、南公園の再整備につきましては、多くの市民の皆様から賛同される公園づくりを目指しております。6月から市内各所の地域交流センター等でパネルの展示とアンケートを始めており、すでに約800件の回答をいただているところであります。

 渋滞解消総点検は、これまでに100件以上の渋滞に関する情報・ご意見をいただいております。これらの情報をもとに、現地調査による渋滞状況の確認や原因の分析を行い、様々な視点から渋滞箇所ごとに効率的で現実性のある対策を検討し、できるだけ早期に身近な渋滞の解消を図ってまいります。
 その他、30人学級実施検討会議や障がい者自立支援協議会などを通じて、市民の皆様のご意見を伺ってまいります。
 ポストコロナを見据え、これらの取組みを通じて、市民参加型で好循環を生む、誰一人置き去りにしない、日本一の幸せを実感できるまちづくりを進めてまいる所存であります。今後も引き続き、市民の皆様方のお力添えをお願い申し上げます。


 最後に、本日の式典では、それぞれの分野で本市の発展に多大な貢献をされました皆様の表彰をさせていただきます。表彰の栄に浴されます皆様には、心からお祝い申し上げますとともに、皆様方とともに本市の栄えある105周年を祝えることに、心から感謝申し上げます。どうか今後とも健康にご留意いただき、なお一層、本市の発展にご尽力、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。皆様方のご健勝ご多幸を心より祈念申し上げまして、式辞といたします。


 

令和3年7月1日


岡崎市長 中 根 康 浩

 

 

お問い合わせ先

秘書課総務係

電話番号 0564-23-6006 | ファクス番号 0564-23-6456 | メールフォーム

〒444-8601岡崎市十王町2丁目9番地(東庁舎4階)

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