市長定例記者会見(令和8年2月17日開催)

令和8年2月17日に開催された市長定例記者会見です。
内容は以下のとおりです。動画は後日公開予定です。
令和8年度当初予算案を発表します。
令和8年度岡崎市当初予算について、ご説明申し上げます。
本年は、いよいよ市制施行110周年を迎えます。
また、額田地域と合併後、ともに歩み始めて20周年の節目となります。
これまでの歩みを振り返るとともに、未来へ向けた新たな一歩を踏み出す大事な年でもあります。
私の目指す岡崎は、子どもたちが、自然空間でもっと自由に遊ぶことができ、笑顔のあふれるまちであります。
人口減少が心配される今であるからこそ、そのような政策がより大切であると考えており、今後も、子育て支援・教育の充実、高齢化対策、医療のレベルアップ、災害対策といった基本施策を充実させ、このまちに生まれ育った子どもたちが、自らのふるさと・岡崎に対し、これまで以上の大きな愛情と誇りを持てる、住んで快適、楽しいまち、そんな「夢ある新しい岡崎」の実現に取り組み、将来、「あの時代の市政の結果、今の岡崎がある」と言われるようなまちづくりに全力で邁進してまいります。
第7次岡崎市総合計画に沿った事業といたしましては、まちと人がつながるおもてなしの玄関口として新しく生まれ変わる東岡崎駅の第2期整備や本宿のアウトレットを核としたまちづくり、阿知和の工業団地、南公園の整備に加え、本市ならではの観光資源を活用した伝統あるイベントの開催のほかゼロカーボン、行政のデジタル化に取り組むことでまちの賑わいを目指してまいります。
市制施行110周年という節目の年である令和8年度は、これらのことを踏まえ、編成いたしました当初予算案のタイトルを、110年の歴史と「夢ある新しい岡崎」を紡ぐ予算 と位置づけ、新たな一歩を踏み出せる1年にしていきたいと考えています。
一般会計の予算規模は、1,548億5,000万円となり過去最大となりました。
前年度と比較し、11億6,000万円の増額で、一般財源でみますと45億4,000万円の増額となっております。
歳出では、民生費は、障がい福祉サービス費支給業務、児童手当支給業務、生活保護費支給業務、障がい児通所給付費等支給業務などにより、約40億円の増額、土木費は、東岡崎駅周辺地区整備、南公園整備、阿知和地区工業団地関連道路整備、岡崎駅東土地区画整理事業清算金特別会計への繰出金を計上した一方、岡崎中央総合公園整備が完了することなどにより約18億円の減額となりました。
歳入では、市税が、市民税個人の増額などにより、約21億円の増額のほか、地方消費税交付金等の県税交付金などの増加もあり、約12億円の増額となっております。
また、令和6年度末における財政調整基金残高は14年ぶりに100億円を下回る約91億円となりましたが、令和7年度末の残高は、何とか約105億円と見込んでおります。
わたくしが市長として3期目を迎えた初年度の令和7年度予算は、財政調整基金が大幅に目減りし、これまで培ってきた本市の強みである「健全な財政運営」を堅持できないのでないかと非常に心配しましたが、100億円の残高を確保できる見込みとなりました。
これは、ひとえに、市民の皆様や議員各位のご理解とご協力の賜物であると、深く感謝いたします。
市制110周年を迎える令和8年度は、財政状況にも配慮しながらW(ダブル)ゼロの公約をはじめとする政策の実現、充実に向けて、強く歩みを進める時期と考えております。
市立小中学校の給食費無償化につきましては、小学校において、完全無償化を実施するにあたり、国・県の交付金に加え、差額を市費で負担することにより、完全無償化を実現してまいります。
中学校につきましては、昨年度に実施いたしました4月分に加え、12月分の給食費も無償化を実施してまいります。
高校生世代の通院医療費の無償化につきましては、令和9年4月の実現を目指してまいります。
人によっては、公約は単に選挙を有利に運ぶためのその時だけのスローガンであり、選挙が終われば、それまでという方もありますが、私は「公約は実現してなんぼ」のものであると考えており、必ずやります。
また、令和8年度予算につきましては、国の物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金を活用し、給食材料費の高騰に伴う中学校の給食費の令和8年度の値上げ分につきまして、保護者負担を据え置くこと、また、公立保育園及びこども園の給食費の令和8年度の値上げ分や私立保育所に対する令和8年度の値上げ分に相当する補助金の支給を行うことで保護者負担を据え置くことにつきまして、令和8年度当初予算の補正を3月定例会開会日に提出する予定でおります。
それでは、令和8年度予算の主な事業の概要を申し上げます。
阿知和地区工業団地造成事業及び阿知和地区工業団地関連道路整備業務(33ページ)
「阿知和地区工業団地造成事業」及び「阿知和地区工業団地関連道路整備業務」は、令和8年度末の造成完了に向けて、PFI事業者と協力して、造成工事を進めていくとともに、南北アクセス道路を整備することで、工業団地へのアクセス確保のほか、地域で課題となっている通勤時間帯の渋滞緩和も図ってまいります。
QURUWA地区ホテル誘致推進業務(40ページ)
「QURUWA地区ホテル誘致推進業務」は、豊富な公共空間を活用した公民連携プロジェクトの一環として、ホテル等民間収益施設の誘致を推進するもので、令和7年12月から令和8年1月にかけて事業者サウンディングを行いました。
そこでいただいた意見を踏まえ5月には公募開始、順調にいけば9月に優先交渉権者を決定してまいります。
東岡崎駅周辺地区整備推進業務(42ページ)
「東岡崎駅周辺地区整備推進業務」は、「まちと人がつながる おもてなしの玄関口」を目指し、2030年の完成に向けて、引き続き橋上駅舎、自由通路、駅ビル、バスターミナル等の一体整備を進めてまいります。
令和8年度におきましては、新駅ビルの市街地再開発事業について、施行者である名古屋鉄道と連携して実施設計を行うとともに、自由通路及び橋上駅舎の整備については、杭工事から本体の建設工事を進めてまいります。
本宿駅周辺地区整備推進業務及び岡崎本宿駅西土地区画整理事業補助業務(44~45ページ)
「本宿駅周辺地区整備推進業務」及び「岡崎本宿駅西土地区画整理事業補助業務」は、東部地域の新たな地域拠点として整備を進める岡崎本宿駅西土地区画整理事業については、組合に対して技術的援助や補助金の交付を行います。
さらに、交流人口や定住人口の増加による、交通結節点の機能強化に向けた本宿駅周辺の整備を進め、アウトレットを核とした街づくりを進めてまいります。
公園施設整備業務(47ページ)
「公園施設整備業務」は、矢作公園において、ワークショップの中で、地元の皆様からいただいた意見をもとに、東広場の遊具などを改修します。
また、近年の長期化する夏の暑さ対策として、夏場を中心に籠田公園のような噴水施設を設置してまいります。
また、乙川の堤防に植栽し、四季を感じられる空間を創出してまいります。
資料にはありませんけれども、岡崎市には400程の中小の公園があるわけですが、それぞれの地域の公園において、その公園のシンボルとなるような桜の木、また、紅葉が感じられる場所をそれぞれに作ってまいりたいと考えております。
もうすでに高齢化社会を迎えておりますけれども、一人暮らしの高齢者が増えてくる中で、家族がいなくても自分の生活圏の中で、杖をついて4分か5分ぐらい歩けば自分の生活圏の中で桜を愛でる、紅葉を味わえる場所を、それぞれの地域に作っていきたいと考えております。
南公園整備業務(48ページ)
「南公園整備業務」は、再開園までいよいよ1年となり、整備が順調に進んでおります。
引き続き、子どもたちを中心に、家族が笑顔になれる楽しい公園として、再整備を推進してまいります。
自主防災組織活動補助業務 (51ページ)
「自主防災組織活動補助業務」は、令和8年度は、これまで活用実績のなかった自主防災組織も利用しやすい制度へと見直すとともに、地域活動を後押しする新たな支援メニューを追加し、さらなる地域防災力の向上に取り組んでまいります。
食と農の生産・交流・PR拠点エリア推進業務(64ページ)
「食と農の生産・交流・PR拠点エリア推進業務」は、いわゆるアグリパークの推進につきまして、市が運営する市民農園の拡充や、スマート農業実証ほ場の整備など、農業支援センターを拠点として、市民の皆様が農に触れる機会の拡充に努めてまいります。
おかざき農遊館につきましては、スマートインターチェンジ開通に伴う玄関口にふさわしい施設とするべく、新たな機能やサービス、ゾーニングの検討を行い、地元ワークショップなどを通じて進めてまいりました地元案を、より幅広く意見をお聞きしながら、市民案として取りまとめてまいります。
岩津地域活動拠点施設整備業務(69ページ)
「岩津地域活動拠点施設整備業務」は、これまで地域の皆様などからいただきました多くの声をもとに、施設の整備方針や具体的な機能及び規模などを盛り込んだ「基本計画」を策定し、整備の実現に向けて取り組んでまいります。
街頭防犯カメラ整備管理業務(70ページ)
「街頭防犯カメラ整備管理業務」は、本市における昨年の刑法犯認知件数が令和7年11月末現在で1,865件、前年比141件の増となっており、市民の皆様の安全・安心を脅かす深刻な事態と考えております。
特に、侵入盗や自動車盗の被害が多発しており、この状況を受け、犯罪多発地域などに街頭防犯カメラを50台増設し、犯罪抑止と体感治安の向上を図り、これからも市民の皆様の安全確保に努めてまいります。
乳児等通園支援業務(79ページ)
「乳児等通園支援業務」は、すべての子どもを応援し、良質な生育環境を整備するとともに、子育て家庭の支援を強化するため、0歳6か月から満3歳未満の未就園児を対象に、保護者の就労要件を問わず、月一定時間まで保育所などを利用できる「こども誰でも通園制度」が令和8年4月から全国で本格実施され、本市におきましても、公立保育園2施設で事業を実施してまいります。
小学校及び中学校屋内運動場改修業務(88ページ)
「小学校」及び「中学校屋内運動場改修業務」は、今後、夏の熱中症対策として、小中学校の体育館及び柔剣道場にエアコンの整備を行ってまいります。
既に事業着手しております中学校につきましては、本年、令和8年6月末までに設置が完了します。
また、かねてより多くのご要望をいただいております小学校へのエアコン整備につきましては、令和9年度からの事業着手に向け、事業者選定のための業務を開始いたします。
整備のスケジュールといたしましては、47校を1期と2期に分けて順次整備する方針とし、1期目は令和10年夏までの設置完了、2期目は令和11年の夏までに設置を完了できるよう、事業を進めてまいります。
観光イベント推進業務(95ページ)
「観光イベント推進業務」は、本市ならではの観光資源を活用した桜まつりや花火大会といった伝統あるイベントを、市制110周年記念事業として開催し、市内外からの観光誘客を図ってまいります。
また、令和8年度の特別な事業として、かつて行っていた青く光るLEDの球を乙川の川面に浮かべ、幻想的な水辺空間を演出する「泰平の祈り」を復活させます。
市制110周年記念事業 (107ページ)
これは、主な「市制110周年記念事業」についてとりまとめた一覧であります。
ここまでに説明した「泰平の祈り」のほか、アニメプロダクションとの連携による「こどもアート・デザインフェスティバル」、「原付ご当地ナンバープレート制作」、「市民歌舞伎」、「デザインマンホールを活用した周遊イベント」などを計上し、その他、既存の事業に110周年記念を冠して実施する事業も含め、主な事業費の総額として5億4,268万円を計上しております。
結び
終わりに、令和8年度の予算編成におきましては、市税収入の増加を見込むものの、人件費や社会保障関係経費の増に加え、物価高騰等への対応も必要となるなど、依然として厳しい財政状況は変わっておりませんが、市税収入等の歳入規模に見合う歳出予算とすることを基本としつつ、まちづくりやインフラ整備といった将来の成長投資と健全な財政運営の維持を両立させることを取り組んでまいりました。
単に支出を削減するだけでなく、限られた財源を最大化することが重要であり、将来にわたる持続可能な財政運営に努めながら、基本施策にしっかりと取り組むなど、現在進行中の大型事業や行政のデジタル化の推進、そして未来を託す子どもたちに関する事業にも取り組み、バランスの取れた予算を編成いたしました。
市民の皆様からの大きな期待と、そしてさらなる発展に向けて、引き続き、“住んで快適、楽しい町” 「夢ある新しい岡崎」の実現に取り組んでまいります。
関連資料
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20260217令和8年度当初予算案を発表します。(PDF形式 143キロバイト)

