ふるさとの名木3(2011年夏撮影)
岡崎市内の都市景観上、特に保存すべき必要のある樹木として選ばれた、ふるさとの名木。現在市内には、市や県の天然記念物を含め94カ所の名木が指定されています。今回はその中から額田地区にある「見返りの大スギ(市天然記念物)」「寺野の大クス(県天然記念物)」「夏山の大スギ(市天然記念物)」「切山の大スギ(県天然記念物)」を紹介します。
1 見返りの大スギ<0’00”~>
県道37号線沿いにある天恩寺(片寄町)。境内の一角にあります。徳川家康公が武田軍の刺客に狙われたとき、ご本尊の地蔵菩薩に呼びかけられ、スギ陰に隠れた刺客に気づき、難を逃れたという逸話が残っています。
2 寺野の大クス<0’45”~>
国道473号沿いの高台、寺野薬師堂(夏山町)にそびえたつ雄大なクスノキ。岩壁に露出した巨大な根を間近で見ると何か神秘的なものを感じます。
3 夏山の大スギ<1’30”~>
夏山小学校(夏山町)の南、およそ500メートルの場所にあります。目の神様として信仰されている諏訪神社の境内にそびえたっています。根が地表から大蛇のように浮き上がっている様子から、根上りのスギとも呼ばれています。
4 切山の大スギ<2’14”~>
昭和43年に県の天然記念物に指定された、切山町の大スギ。枯れ枝が無数に伸びる姿は、千手観音の手を思わせ、見る人を圧倒します。