市長定例会見(令和2年11月20日開催)
令和2年11月20日に開催された市長定例会見です。
内容は以下のとおりです。
報道発表資料はこちらのページをご覧ください。
冒頭あいさつ
皆さんこんにちは。定例会見にご対応いただきまして、ありがとうございます。
まず冒頭の報告事項でありますけれども、新型コロナウイルス感染症について、全国的に感染拡大が広がる中、愛知県においても昨日11月19日、感染者数が200人を超え、県の警戒レベルが「厳重警戒」へと引き上げられました。
本市においても、昨日までに、318名の方が新型コロナウイルスに感染されており、過去7日間の新規発生事例数は18件、陽性率は14.3%、重症者の方は幸いにも発生しておらず、警戒レベルは3「警戒期」となっております。陽性率が20%になって重症者の方が3名以上ということになると、レベル4「危険期」に引き上げられることになりますが、現状は、レベル3「警戒期」です。
このような状況の中、市民の皆様に安心して生活していただけるよう、医師会、医療機関等と連携し、医療体制の充実に努めております。
また、10月26日には電話相談窓口として、保健所内に「受診・相談センター」を設置し、相談体制の充実を図るとともに、必要な方には確実にPCR検査等を受けていただける体制整備しております。
本市においては検査業務に対応する人員の確保に努め、また、今後はさらに検査件数が増加することも想定されるため、市内82か所の医療機関に行政検査へのご協力をいただくなど、さらなる検査体制の充実を図っているところでございます。
明日からの3連休には、イベントの開催も予定されておりますが、皆様には安心して参加していただけるよう、本市の新型コロナウイルス感染症対応ガイドラインの対応方針や公共施設等感染症拡大予防ガイドラインに基づき、注意喚起の強化、人と人との間隔の確保、施設における消毒・換気、マスクの着用、手洗い、手指の消毒の徹底により、感染拡大防止を確実に実施し、開催してまいりますので、市民の皆様にもご理解とご協力をお願いいたします。
現在、レベル3「警戒期」でありますので、改めて市民の皆様にマスクの着用、手洗い、消毒、こまめな換気、3つの密を避ける、ソーシャルディスタンスの確保、こうしたことをしっかりと守っていただくことが感染防止と社会を動かし続けていくことの両立につながる、それしかないということですので、これを守らずに感染が拡大してしまっては、お店の営業自粛、時間短縮、あるいは緊急事態というような対応にもつながっていきかねません。感染防止と経済を回し続けるため、ぜひ、レベル3「警戒期」における必要な対応を市民の皆様にご徹底をいただきますようによろしくお願いを申し上げます。
令和3年度組織改正の概要について
今回の組織改正は、第7次総合計画の総合政策指針に掲げる本市のあるべき「将来都市像」である「一歩先の暮らしで三河を拓く 中枢・中核都市おかざき」の実現に向け、これまでの組織体制を見直し、限られた経営資源を最大限活用した簡素で効率的な執行体制の構築に努めるとともに、新たな行政課題に対し迅速、柔軟に対応できる組織改正としています。
組織改正の概要
まず、地域共生社会の実現に向け、「断らない相談支援」、「社会とつながるための支援」、「地域における交流や活躍の機会を生み出す支援」を一体的に行う課として、福祉部に「ふくし相談課」を新設します。
加えて、福祉部、保健部、こども部の所管する業務の見直しを行い、福祉会館の1階を福祉フロア、3階はこどもフロアとすることによって、福祉会館において可能な限り事務手続きが処理できる体制を構築し、市民の利便性の向上を図ってまいります。つまりは、私がいつも申し上げている、誰一人置き去りにしない、誰一人孤立させない、市民の生活を丸ごと岡崎市役所が受け止めていく体制を作らせていただくということでございます。
つぎに、新型コロナウイルス感染症対策のため、保健部の「生活衛生課」を「保健衛生課」と「保健予防課」に分割し、感染症対策の体制強化を図ってまいります。
さらに、行政手続きにおける押印を廃止するなど、デジタル化を推進し、市民の利便性の向上を図るため、財務部行政経営課に「デジタル戦略係」を新設いたします。
そして、防災、防犯、交通安全という、市民生活の安全の確保に向け、市民とともに地域の課題の解決を図る体制づくりのため、「市民生活部」を「市民安全部」に改めます。
また、市民活動団体の支援の一元化と、市民活動の更なる推進を図るため、市民安全部に社会文化部が担う市民協働の推進に関する業務等を移管し、「自治振興課」を「市民協働推進課」に改めます。
一方で、社会文化部の「市民協働推進課」を「生涯学習課」に改め、引き続き市民センターの運営や生涯学習推進計画策定に係る業務を担うものとします。
最後に、市民安全部の市民協働推進課に、「地域窓口係」を新設し、職員が市内の各地域に出向き、地域の様々な意見をお伺いすることによって、地域の皆様の意見を反映したまちづくりを推進してまいります。地域窓口係という名称は地味な感じがすると思いますが、まさに私がかねてから申し上げております、岡崎の東西南北、隅々までの市民の声をしっかりと拾っていく、受け止めて地域の注文にご要望に合った市民サービスを提供していく、こういうことが狙いとされている、ある意味、目玉係でございますので、ぜひご注目いただければと思います。