市長定例会見(令和3年2月16日開催)
令和3年2月16日に開催された市長定例会見です。
内容は以下のとおりです。
令和3年度岡崎市当初予算の概要は、こちらをご覧ください。
令和3年度岡崎市当初予算について
昨年10月に市長に就任させていただいてから初めての予算編成となるわけでありますが、折しも新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、市税収入の大幅な減少が見込まれる中、「財政の非常事態」と位置づけ、歳入規模に見合った予算規模の見直しを行うなど、例年になく大変難しい予算編成作業となりました。
令和3年度は、第7次岡崎市総合計画のスタートの年度ではありますが、感染拡大の影響により、先行きが不透明な状況でありますことから、着手済みの既存計画の実施を最優先とするなど事業の選択と集中を実施するとともに、長期化するコロナ禍において、市民の皆様の暮らしと健康を守るため、新型コロナウイルス感染症対策のほか、医療、福祉、子育てなどの少子高齢化への対応、学校などの公共施設の長寿命化や道路・橋りょうなどの社会資本の強靭化の推進、防犯・防災、コミュニティ、環境、教育など市民生活を支える基本施策には確実に取り組むことといたしました。
私は市民生活に徹底的に寄り添い、社会に存在する生きづらさ、社会的障壁、社会的不条理を一つひとつ丁寧に摘み取り、市民一人ひとりの幸せづくりや夢や希望を行政の立場から全力で応援していきたいと思っております。市政の主役はあくまで市民の皆様であり、税金は納税者である市民の皆様のものであります。その使い道、使い方を決める際には、市民と行政が同じ目線、同じ方向で市民の皆様に十分ご理解・ご納得いただかなければなりません。
また、市民の皆様から「私たちの姿は見えていますか」、「私たちの声は届いていますか」と問いかけられていることを自覚し、「行政の力を最も必要とする人は、行政から最も遠いところにいる」思いで、「声なき声」、「小さな声」を聴きもらさず、誰一人置き去りにしない、日本一の幸せを実感できる“まちづくり”を進める思いを込めまして、令和3年度予算編成に当たらせていただきました。そうした意味を込めまして、令和3年度当初予算案は「暮らしと健康を守り、持続可能なまちづくりを推進する予算」と位置付けたところであります。
一般会計の予算規模は 1,221億円となり、前年度対比3.9%の減であります。
また、国の補正予算に基づき、令和3年度当初予算の一部を3月補正予算に前倒し、積極的に国庫支出金を活用して事業進捗を図ることといたします。