市長定例会見(令和3年3月17日開催)
令和3年3月17日に開催された市長定例会見です。
内容は以下のとおりです。
会見の資料は、こちらをご覧ください。
令和3年4月1日付け人事異動について(市長説明)
人事異動の規模
部長級職員7人、担当課長級以上が20人など、合わせて175人が3月末で退職することから、その補充などに伴う総勢971人の異動となり、昨年よりも64人多いものとなっています。
異動に際しては、職員個々の職歴や意欲を重視した適材適所の人員配置を行いました。
職員には、各々の職場で市民ニーズを的確に把握し、市民の皆さんに寄り添う気持ちを持って、一緒にそのニーズを、今の、そして将来の市の施策に反映してもらいたいと期待するものであります。
今回の人事異動の特色
新型コロナウイルス感染症対策の充実はもちろんですが、もうひとつ、女性職員の積極的な登用を挙げたいと思います。
昇任者数で申しますと、部長級へ1人、次長級へ3人、副課長となる主幹級へは6人と積極的な登用を進めています。
具体的な例をいくつか申しますと、岡崎市危機管理対策本部と保健所との連絡調整業務に従事する 「新型コロナウイルス危機管理調整監」 として次長級の女性職員を起用しました。
また、令和5年の放送開始が予定されています大河ドラマ「どうする家康」と連動し、岡崎の魅力を発信する部署として、新たに 「『どうする家康』活用推進室」 を設置いたしまして、ここの室長にも女性職員を登用しました。
さらに、児童手当、児童扶養手当といった子育て支援、そして、ひとり親支援のほか、すくすく赤ちゃん特別支援金を担当する 「子育て支援室」 の室長にも女性職員を登用しました。
十分な能力、意欲のある者たちではございますが、将来に向けて、組織として、女性職員を育てていきたい、女性職員が活躍できる機会を増やしていきたいという思いを込めて登用させていただきました。
人事異動の詳細(総務部長説明)
人事異動の規模
先ほど市長が申し上げましたとおり、今回は、昨年に比べて64人多い971人となりました。
異動者が増えた主な理由としては、新型コロナウイルス感染症への対応、ふくし相談課の新設、新たに設置する「どうする家康」活用推進室への配置など、喫緊の課題を円滑に推進するための配置を行ったことによるもので、人事異動の規模としては中規模程度となりました。
3月末の退職者は、部長級7人を始めとした175人で、昨年と比較して14人増加しています。
新規採用者は278人で、昨年と比較して28人の増加です。
人事異動の特色
組織改正でございますが、第7次総合計画の総合政策指針に掲げる本市の将来都市像「一歩先の暮らしで三河を拓く 中枢・中核都市おかざき」の実現に向け、これまでの組織体制を見直し、限られた経営資源を最大限活用した簡素で効率的な執行体制の構築に努めるとともに、新たな行政課題に迅速、柔軟に対応できる組織改正を基本方針として行っています。そして、この改正に沿った人員配置を行っています。
追加の組織改正として、新型コロナウイルス感染症への対応強化として、保健所に「新型コロナウイルスワクチン接種推進室」を、また冒頭、市長からもありました、「どうする家康」活用推進室を新設します。
人員配置について
事務事業が専門性を増す傾向にあることから、人事異動による事業の停滞を最小限に抑えるため、職員個々の職歴を重視した適材適所の人員配置を行っています。
役職者数については、部長級の増減はありませんでしたが、次長級は3人減少し、課長級は5人増加となりました。
役職者への登用は、知識・経験を重視しつつ、能力・業績に基づいた人事評価の結果も踏まえて行っています。
女性管理職につきましては、保育職も含めた副主幹級以上の管理職員は2人増加し、女性の割合は27.7%と上昇しています。
一般職員の異動については、職員の希望を尊重しつつ、専門性の高い福祉や税部門では担当職員の 養成に努める一方で、概ね5年程度同一職場に在籍した者を優先的に 配置換えしています。
令和元年東日本台風による被災地支援のため、引き続き、“ゆかりのまち長野県佐久市”へ土木職1人を1年間派遣します。
再任用職員の活用について
定年退職後の職員で再任用する者は、257人となる予定です。
配置につきましては、退職前の経験や能力を活用できるよう努めています。
なお、フルタイム勤務職員が増加しますが、これは年金の支給開始年齢の引き上げによる影響が主な要因です。
職員数について
職員数は、定員適正化計画に基づいて進めておりますが、市民生活に密接に関連した保育職、医療職、消防職といった職種は、必要なサービスの提供が可能となる人員確保に努めています。
なお、今回は特に、新型コロナウイルス感染症対策の強化として、保健部及び岡崎市民病院に重点的に職員を配置いたしましたので、職員数は、昨年より63人多い、3,914人となる見込みです。
異動者数は、病院医療職の異動を除く、一般、保育、消防の 合計971人の内訳です。
役職者数の推移ですが、令和2年度とほぼ同数の335人となる予定です。
昇任年齢ですが、各職階の最も若い昇任年齢は、昨年と同じです。