市長定例会見(令和3年4月20日開催)
令和3年4月20日に開催された市長定例会見です。
内容は以下のとおりです。
1 冒頭あいさつ
4月16日、新型コロナウイルスの「まん延防止等重点措置」の愛知県への適用を受け、本日4月20日から5月11日を期間とする「愛知県まん延防止等重点措置」の実施が決定されました。重点措置を講じることとされた名古屋市のほか、本市を含むその他の市町村におきましても、飲食店等に対する時短営業の要請など、全県を挙げた対策の強化が求められます。
本市における新規感染者数も、4月以降、増加している状況で、現在、市の警戒レベルは『3(警戒期)』となっております。全国的に感染が再拡大している状況ではありますが、本市では保健所による積極的疫学調査により感染経路や濃厚接触者を把握し、その結果・情報を基に適切な検査や効果的な対策を実施し、発生数の抑制に努めています。
これから、人の動きが活発化する大型連休を迎え、この期間の対策がこれ以上の感染拡大を防ぐためにとても重要になります。市民、事業者の皆様には、これまでも対策に取り組んでいただいているところ、さらなるお願いとなりますが、不要不急の外出自粛のほか、マスク着用や手指消毒などの基本的な対策の徹底をはじめ、感染拡大防止の取り組みをお願いいたします。
また、市では、様々な制約を伴うコロナ禍において、市民の皆さんが、楽しみながら前向きに対策を講じることのできるアイデアを全職員に向けて募ったところであり、今後、様々な視点からの感染防止対策を進めていきたいと考えています。
一日でも早く日常を取り戻せるよう、市民一丸となってこの難局を乗り越えたいと思います。皆様の引き続きの御協力をお願いいたします。
2 おかざき世界子ども美術博物館テーマ展「子どもたちのアール・ブリュット」の開催について
この度、おかざき世界子ども美術博物館では、障がいがある子どもたちの作品展 「子どもたちのアール・ブリュット ―どこまでも自由な、あふれる想像力―」を4月25日から開催する運びとなりましたので、発表いたします。
アール・ブリュットとは、美術の専門的な教育を受けていない人が、湧き上がる衝動に従って自分のために制作したアートのことをいいます。日本では、知的障がい者の制作する美術を指すことが多く、日本のアール・ブリュットは世界でも高く評価されています。
私は、以前から心身に障がいのある方がその障がいを乗り越えて想像する力、表現することの喜びを描いた作品に共感し、国会議員時代には、「障害者による文化芸術活動の推進に関する法律」の成立にも携わるなど、応援をしてまいりました。おかざき世界子ども美術博物館は、日本で初めての子どもたちのための美術博物館であり、子どもたちの発表の場として、制作のひとつの目標となることを期待して、当館2階に常設型の展示コーナーを設置させていただきました。
本展では、障がいのある方達の芸術文化活動を支援する「あいちアールブリュットネットワークセンター」の協力により、県内の特別支援学校や福祉事業所などに通う子どもたちから寄せられた絵画や貼り絵、陶芸等の作品約60点を一堂に展示いたします。そして、展示作品は随時入れ替えさせていただきます。
その自由な表現は、たとえば、気に入った形の繰り返しや、記憶の中の情景に関心を表す絵画もあれば、日記や自作の物語、あるいは、愛しい人へ伝えたいこととして表現されることもあります。作品に現れている純粋なまなざし、表現のひたむきさ、あふれる想像力を、この機会に是非ご覧いただきたいと思います。
たくさんの子どもたちに、ご家族連れをはじめ多くの皆様に、ご来館いただきたいと思います。
※ 報道発表資料はこちらをご覧ください。
3 経済的な理由などにより生理用品の購入が困難なかたに生理用品を無償配布することについて
新型コロナウイルス感染症の影響が長引く中、経済的な理由などにより生理用品の購入が難しい女性を支援するため、防災備蓄品を活用し、生理用品を無償配布いたします。
この事業につきましては、自民清風会、民政クラブ、チャレンジ岡崎、公明党の市議会全4会派からの要望もいただき、実施するものです。
配布数は18,600個で、4月21日 水曜日から、市役所、市立の小中学校、子ども食堂及び生活困窮者やひとり親世帯向けの学習支援会場で配布いたします。配布方法につきましては、市役所では、福祉会館1階にあります、福祉総合サポート窓口及び福祉会館3階のこども子育てサポート窓口において、申し出による配布を行いますが、デリケートな話でありますので、申し出をためらうことがないよう、窓口に設置する引換えカードを提示していただければ生理用品をお渡しできるようにいたします。
市立小中学校では、保健室などで、希望する児童・生徒に配布いたします。そのほか、市内に11か所ある子ども食堂へは、子ども食堂の支援をしている岡崎市社会福祉協議会を通じて、また、生活困窮者やひとり親世帯向けの学習支援会場は市内8会場で、希望する子どもたちに配布いたします。
※ 報道発表資料はこちらをご覧ください。