市長臨時会見(令和3年6月24日開催)
令和3年6月24日に開催された市長臨時会見です。
会見の資料は以下の報道発表資料をご覧ください
・ 令和3年度岡崎城下家康公夏まつり第73回花火大会を中止します。
・ 60歳から64歳のかたや基礎疾患をお持ちのかたに新型コロナウイルスワクチンの接種券を発送しました。
内容は以下のとおりです。
はじめに
昨年10月、国において「2050年までに、温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、すなわち2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現を目指す」ことが宣言され、自治体においてもその取り組みが期待されています。
本市におきましては、昨年3月、2050年ゼロカーボンシティを表明し、より一層の電気自動車の普及促進に向け、充電設備の設置に関する補助金などの支援策により、各家庭を始め商業施設や民間施設への設置を推進するとともに、公共施設への設置も積極的に進める必要があると考えています。
先日、東立体駐車場に設置しています急速充電設備に関する報道がありました。この設備は、電気自動車の普及促進と課題の把握などを目的として、平成21年、県内においては本市が初めて設置し、国内においても極めて初期に設置したものです。
設置後10年以上が経過し、民間事業者設置の設備が増えてきたことや普及促進のため公共が無料で提供することは一定の役割を終えたと考え、利用者に料金をご負担いただく新たな設備への更新を検討していました。
そのような中で、本設備が老朽化してきたことに伴い、充電に支障が生じることもあり、本年3月、利用を停止しましたが、今後においても、充電設備の公共施設への設置と効果的な運用方法についても検討を進め、脱炭素社会の実現を目指します。
岡崎城下家康公夏まつり第73回花火大会の中止について
今年の9月11日に開催する予定となっていました、「岡崎城下家康公夏まつり第73回花火大会」は、新型コロナウイルスの影響により、皆様の健康と安全を第一に考え、非常に残念ではありますが、昨年に続き、中止とさせていただきます。
できることなら実施したいとの思いから、開催に向け、密を避けるための対策として、「観覧者を把握するため無料観覧席をやめて全て有料観覧席とすること」、「会場周辺に目隠しを設置すること」、「道路上の滞留を防止すること」、「ライブ配信の実施」など、様々な検討をしてきましたが、それらの対策を講じても、やはり多くの人が会場周辺に押し寄せることが想定され、感染リスクを回避することは難しいと判断しました。
最近の感染状況を見ますと、新規感染者数は減少してきていますが、リバウンドが懸念されることや、感染力が強く重症化しやすい変異株の増加傾向もみられます。
そして、ワクチンの接種は着実に進んできていますが、幅広く行き渡るには、しばらく時間がかかることもあり、苦渋の決断に至りました。
花火大会の中止を決断したところでありますが、実は一昨日、岡崎花火組合様から支援に関する要望書をいただきまして、花火業界の大変厳しい状況を痛切に感じています。
今後、本市の伝統産業である三河花火の継承や、花火を楽しみにしている市民の皆様の気持ちなどを踏まえ、感染リスクを回避したサプライズ花火などを検討していきたいと考えております。
例えば、まだ開催自体がはっきりしていませんが、今後予定されている「家康行列」や「WRC(世界ラリー選手権)」の開催日など、このような節目の時に、日程や場所を分散して打ち上げたいと思っています。
毎年恒例の花火大会は、2年連続で中止となりますが、市民の皆様に少しでも伝統ある三河花火をお届けしたいと考えていますので、どうかご理解いただきますよう、よろしくお願いします。
新型コロナウイルスワクチンの接種について
50歳~64歳のかたへの接種券の発送について
現在65歳以上のかたを対象に進めております新型コロナウイルスワクチン接種につきましては、各医療機関の協力をはじめ、ワクサポによるWEB申し込みの事前手続きのお手伝いや、予約枠の拡大、対面予約など、様々な対応を行ってきました。
その結果、6月23日時点で約5万1千回の接種に加え、ワクチンの配送状況などから65歳以上のかたの約75%が予約済みと推測しています。
そこで引き続き、64歳以下の市民の皆さんへの接種を進めるため、本日、6月24日から順次接種券を発送します。
具体的には、まず60歳から64歳のかたは本日発送し、続いて55歳から59歳のかたは7月1日、そして50歳から54歳のかたについては7月5日に発送します。
なお、49歳以下については今後の予約状況を見ながら発送時期を決定していきたいと考えています。
基礎疾患をお持ちのかたへの接種券の発送について
基礎疾患をお持ちで、早期の接種を希望されるかたに対する接種券の早期発行につきましては、6月17日から受付を開始しており、これまでに1,200件を超える申し込みをいただいています。
このかたがたにつきましても、本日接種券を発送します。
なお、これから申し込みされるかたにつきましても一定期間ごとに順次発送していきます。
65歳以上のかた向けの予約ダイヤルの設置について
65歳以上の接種を希望するかたで、まだ予約がお済みでないかたもみえると思います。そこでこれまでのWEB予約やコールセンターに加え、本日6月24日から65歳以上向けの予約ダイヤルを設け、64歳以下の予約がスタートした後も、引き続き、安心して予約ができる体制を構築していきます。
愛知県が開設する大規模接種会場について
先に発表されていました「愛知医科大学メディカルセンター」と「藤田医科大学岡崎医療センター」での7月3日からの接種に向けて、6月26日から接種予約を開始します。
接種スケジュールや予約方法などについては、別添資料をご覧ください。
エッセンシャルワーカーへの優先接種について
本市では、感染拡大防止と社会生活の維持の両立を図るため、感染リスクを負いつつ、日常生活における必要不可欠な役割を担っていただいていますエッセンシャルワーカーの皆様に対する優先接種を実施します。
これまでは、ロスゼロ岡崎プロジェクトの一環として医療機関でのキャンセル分での接種を行ってきましたが、65歳以上への接種に一定の目途が立ったこと、また愛知医科大学メディカルセンターと藤田医科大学岡崎医療センターという本市が誇る二つの大学病院での大規模集団接種が始まることから、エッセンシャルワーカーの皆様への優先接種を加速させていきます。
具体的な対象は、保育園や幼稚園の従事者、高齢者施設や障がい者施設の従事者、さらには理容や美容の従事者などを想定しています。