市長メッセージ 岡崎市パートナーシップ・ファミリーシップ制度について(令和4年4月15日)
岡崎市長の中根康浩です。
本市では、4月1日から「岡崎市パートナーシップ・ファミリーシップ制度」をスタートしました。
この制度は、性別にとらわれず、お互いを人生のパートナーとして協力しあい、共に生活すると約束した二人が、届出をした場合に、市がこれを証明するものです。また、共に生活しているお子さんがいる場合には、合わせてファミリーシップの届出もできます。
制度開始後、さっそく届出があり、4月11日に第1号の受理証明書を交付いたしました。届け出いただいたお二人は、岡崎市での制度開始を心待ちにしてくださっていたと聞き、とても嬉しく感じています。
こちらが交付する受理証明書とカードです。シンプルなデザインと、岡崎市出身のマルチクリエイター・内藤ルネさんのかわいいデザインをあしらったもののいずれかをお選びいただけます。証明を受けることで、市営住宅の入居申請や、家族としての救急車への同乗など、法律婚と同じように利用できる手続きなどが増えます。今後も大切な人と安心して暮らせるよう、サービスの適用範囲の拡大を進めてまいります。
LGBTQ、いわゆる、性的マイノリティと言われる方々は、人口の約8%はいると言われます。パートナーがいても、法律婚ができない悩みを家族にも打ち明けられず、自分らしく生きづらい状況に置かれているケースがあります。
この制度を通じて、多くの人が多様な性の尊重に理解を深めることで、そうした状況が少しでも緩和されることを期待しています。誰もが自分らしく生きられるまちとなるよう、皆様の御理解と御協力をお願いします。