市長定例会見(令和5年1月18日開催)
令和5年1月18日に開催された市長会見です。
内容は以下のとおりです。
大河ドラマ館オープン直前、観光誘客の取り組みについて
待ちに待った大河ドラマ「どうする家康」の放送が始まりました。放送初日には、主演の松本潤さんをはじめ主要キャストの皆さんに岡崎を訪れていただき、幸先のよいスタートを切ることができました。
ドラマの中では、第2回に登場した大樹寺をはじめ、岡崎が舞台となるシーンがたくさん放送され、市民の関心もますます高まっていることと思います。市内事業者の中には、早速ドラマ内のセリフにちなんだ新商品を発売するといった動きもあり、地域経済への波及効果が見え始めていることを喜ばしく感じています。
さて、観光誘客の柱である「どうする家康 岡崎 大河ドラマ館」のオープンまであと3日となり、本日、報道機関の皆さまへ内覧の機会を設けさせていただきました。私も昨日、ドラマ館、そして同日リニューアルオープンする岡崎城の館内展示を一足先に確認し、その魅力を直に感じてまいりました。内覧に先立ち、注目いただきたいポイントや、両館を含め、ここ岡崎公園に多くの観光客の皆さまをお迎えするための取り組みについて、ご案内させていただきます。
大河ドラマ館の見どころ
まず、ドラマ館の1番の見どころですが、地下1階から1階に上がる手前に設置された縦2m・横8mの巨大LEDウォールです。今回の大河ドラマではハリウッドでも使用されている最新技術を駆使したCGが話題となっていますが、このLEDウォールは、ドラマに登場する岡崎の重要場面をモチーフにしたCGなど、ドラマの世界観を演出します。
また、1階の衣装・小道具展示コーナーにあるデジタル等身大パネルも注目です。デジタル素材のため、アナログの等身大パネルと違い、1つの画面で様々な出演者を映し出すことができ、主演の松本潤さんのほか、多くの出演者の方々と記念撮影をすることができます。また、データの入れ替えにより、期間中に違う衣装のパネルに差し替えるといったことも可能です。
続いて、地下1階に設置の「家康が語る 決戦!関ケ原」ジオラマシアターです。これまでも人気のあった展示を、家康公が語るストーリーへと刷新し、家康公をより身近に感じていただくとともに、ダイナミックな映像とプロジェクションマッピングを用いた迫力のある演出にブラッシュアップしました。
報道発表資料でお配りしておりますが、このシアターの家康の声を、本市出身の俳優・平泉成さんにお願いしました。
このほか、2月末までの期間限定で、岡崎市美術博物館に寄託されている「徳川家康書状」の特別展示を行います。こちらの書状が、今月11日に放送されたNHK歴史探偵「新発見!歴史ニュース」において、静岡大学名誉教授の小和田哲男氏が選ぶ2022年のニュース第1位に選ばれたことを受け、展示をすることにいたしました。朝鮮出兵からの撤退に関するもので、豊臣秀吉の死後、家康公が中心となって指揮していることが分かる貴重な資料です。(特別展示についてはこちら)
ほかにも、語りつくせない家康公生誕地の魅力が詰まった岡崎ならではの大河ドラマ館になっていますので、ぜひ楽しんでいただきたいと思います。
大河ドラマ館のオープニングセレモニー(資料はこちら)
オープン後には来館特典として、毎日午前9時からと、午後4時からの2回、先着50名に来館記念証を進呈します。来館記念証は岡崎や三河にゆかりのある武将の「武将印」となっており、月替わりで武将の入れ替えがあります。1月は徳川家康公の武将印です。また、家康公生誕の日や征夷大将軍に任命された日といった特別な日には、特別カラーの記念証も準備していますので、楽しみにしてください。(来館特典についてはこちら)
岡崎城の見どころ
今回の改装は、平成3年度以来の全フロア展示改装となります。「過去の城郭や城下町と、現在の岡崎がつながるストーリー性のある内容」へ再構築し、「岡崎城の魅力や、岡崎の歴史文化をわかりやすく感じていただくことで、岡崎のまちを回遊したくなる展示構成」に生まれ変わりました。
目玉となる4階のシアタールームは、床面と3面の壁をスクリーンとすることで、没入感があり、鮮やかな映像と音響で岡崎の魅力を詰め込んだシアターとなっております。ぜひ実際にご覧ください。
その他、バス駐車場の南東にある東隅櫓(ひがしすみやぐら)で、岡崎城跡発掘調査パネル展を実施します。これまでに行った、発掘調査の成果を展示いたしますので、併せてご覧ください。(発掘調査パネル展についてはこちら)
観光みやげ店 おかざき屋
その一つが、観光みやげ店「おかざき屋」と観光案内所です。こちらもオープンは21日です。「地域店舗ファンづくり推進事業」として進める『家康印』を冠した商品を中心に、思わず手に取りたくなる土産品を多数取り揃えております。
岡崎公園内の環境整備(資料はこちら)
主なところでは、多目的広場をおもてなし空間として改修し、イベント等により来園者が快適に過ごせるよう整備したほか、バス駐車場のリニューアル、平面駐車場のトイレ改修、園路の拡幅による各施設への導線整備、授乳室の新設、喫煙所の設置など、多くの観光客の皆様に質の高いおもてなしができるように取り組んでおります。詳しくは配布資料をご覧ください。
広域の取り組み(資料はこちら)
最後に、ドラマ館の誘客に向けた広域的な取組みについてご紹介します。
今月11日から1週間、東京都庁にドラマ館PRブースの出展を行い、好評を得たほか、愛知環状鉄道のラッピング電車の運行や企画乗車券の販売、名古屋鉄道においても企画切符販売のほか、東岡崎駅の階段や壁面、ホームの駅名標の装飾など、ドラマ館オープンに合わせ、全国から岡崎に多くのお客様を迎えるための取組みが本格化しております。
また、配布資料のとおり、愛知県、岐阜県、三重県内の観光施設において、岡崎大河ドラマ館と、連携先施設が、お互いの入場券の半券提示により、入場割引等の特典が受けられる相互誘客の取組みも進めています。3県のエリア内でしっかり連携し、ドラマ館への誘客効果を高めるとともに、本市を中心としたエリアの魅力向上によって、活発な観光交流や周遊促進を目指してまいります。
いよいよオープンする大河ドラマ館の来場者70万人という目標達成に向け、引き続き、市民や観光客の皆さんに楽しんでいただけるよう取り組んでまいりますので、ぜひ岡崎に足をお運びください。