市長定例会見(令和5年12月20日開催)
令和5年12月20日に開催された市長会見です。
内容は以下のとおりです。
市民栄誉賞の贈呈について (資料はこちら)
この度、岡崎市にゆかりのある、お二人に市民栄誉賞を贈ることが決定しました。
対象は、自然科学研究機構 川合眞紀機構長と、基礎生物学研究所 阿形清和所長のお二人です。
川合機構長は、理化学研究所、東京大学大学院教授などを経て、平成28年4月から令和4年3月までの6年間、分子化学研究所長に就任されました。任期中の平成28年に「固体表面における触媒反応に関する研究」及び「走査トンネル顕微鏡を用いた単分子化学反応の実現」の研究成果が評価され紫綬褒章を受章、さらに令和3年度には文化功労者に選出されました。現在も自然科学研究機構長を務め、御活躍されています。
阿形所長は、昭和58年から平成3年まで基礎生物学研究所にて研究、その後京都大学大学院教授などキャリアを積み重ね、平成31年に基礎生物学研究所長に就任されました。プラナリアの再生など生物の再生原理の解明にかかる独創的な業績が評価され、令和5年度文化功労者に選出されました。
岡崎市にある分子科学研究所、基礎生物学研究所で御尽力をされ、本市とゆかりの深いお二人の功績は、市民に明るい希望と活力を与えてくださいました。
今後、ますます御活躍され、これからも岡崎市民へたくさんの感動を届けていただきますことを期待しております。
なお、御本人への表彰につきましては、来年1月6日(土曜日)に開催する新年交礼会で表彰状の授与と記念品の贈呈を行う予定です。
愛環フォトコンテストの実施について(資料はこちら)
愛知環状鉄道の利用促進と、岡崎市への来訪者の増加を図ることを目的に、「愛環フォトコンテスト」を企画しました。
愛環の利用促進につきましては、先月5日、「岡崎ジャズストリート2023」のイベントの1つとして、愛環の専用車両でジャズライブを楽しめる「岡ジャズトレイン」を御提案したところ、初めての取組にもかかわらず、創意工夫を凝らした素晴らしいイベントとして運行いただき、乗車されたかたには大変好評であったとお聞きしております。
私自身も参加し、列車内でスイング感満載のジャズライブを楽しめましたし、今後は、ぜひ始発駅の岡崎駅から終着駅の高蔵寺駅まで、例えば各地自慢の食べ物、飲み物を楽しみながら列車内で特別感を感じられるひとときを過ごす、そんな取組に発展していくことを期待し、岡崎市、豊田市、瀬戸市、春日井市の沿線4市で利用促進を後押しできればと思います。
そして今回、次なる沿線活性化の事業として「愛環フォトコンテスト 愛を感じる瞬間、愛が環るまち」を実施いたします。
愛環の車窓からの岡崎のまちの景観や情景、自然、人々のふれあいなど、「愛環愛」や「岡崎愛」が感じられる写真をテーマに、愛環を利用しなければ、電車に乗らなければ、撮影できない、とっておきの瞬間をとらえた1枚を募集します。
募集期間は1月4日(木曜日)~2月29日(木曜日)で、メール、郵送、窓口、そしてインスタグラムで応募を受け付けます。
入賞賞品は、愛知環状鉄道様にも御協力をいただき、「車内への中吊り掲出」や「オリジナルキーホルダー」などオンリーワンの賞品を用意します。そして、応募作品は市のホームページなどに掲載し、市民の皆様にも御投票いただくことを予定しております。
愛環の「環」の字は「めぐる」とも読みます。写真を通じてまちや自然、人に触れ、写真に込められた想いを共有することで共感が広がり、感じた愛が環ることで、愛環や岡崎への愛着が深まることを期待しています。
「作品に込めた想い」「愛環への想い」のコメントとともに、皆様のとっておきの写真を御応募ください。多くのかたの応募をお待ちしております。
大河ドラマ館の閉館に向けたスペシャル企画について (資料はこちら)
先日17日、大河ドラマ「どうする家康」の放送が最終回を迎えました。
岡崎中央総合公園で開催したパブリックビューイングには、岡部大さんらドラマ出演者にもお越しいただき、約1,600人の観覧者の皆様と一緒に盛大にフィナーレを飾っていただきました。
この大河ドラマ「どうする家康」は、岡崎市が家康公生誕の地であることや、市内に家康公や三河家臣団にゆかりのある歴史的な魅力があふれていることなどを、全国に広く発信し、本市の知名度向上や観光客の増加など大きな効果をもたらしてくれました。
ドラマは全48回の放送があったわけですが、実にその約3分の2にあたる34回で、岡崎のシーンや岡崎という言葉が登場し、また、ドラマ出演者がゆかりの地など巡る番組「大河たび」にも5回にわたり、岡崎が取り上げられました。
岡崎に始まり、岡崎で終わった、まさに岡崎のための大河ドラマであったと言っても過言ではないのでは、と思っております。
さて、この大河ドラマの放送にあわせ、岡崎公園内にオープンした「どうする家康 岡崎 大河ドラマ館」も、1月8日の閉館まで残り20日を切りました。
12月に入り、寒くなってからも、多くのかたに足をお運びいただいており、12月10日には来館者55万人を達成しました。
これから年末年始を迎え、閉館が近くなってくる中で、市民の皆様、多くの来館者の皆様への感謝の気持ちを込め、また、「どラマチックイヤー」の最後の盛り上げとして、そしてアフター大河のスタートの一歩につながるよう、特別な企画を実施してまいります。
まず1つめの企画は、家康公生誕の日である12月26日に大河ドラマ館前で、生誕の日を記念した「餅投げ」を実施します。この企画は、「どうする家康」の放送決定を機に組織された公民連携組織「岡崎市徳川家康公顕彰推進協議会」と本市の共同で企画するものです。
当日は、家康公の御子孫である徳川家第19代宗家・德川家広様にもお越しいただき、永きにわたる泰平の世を築かれた家康公の御遺徳を偲びながら、餅投げを行います。
餅投げの参加は300名の限定で、当日大河ドラマ館に御入館いただいたかたに先着で参加券をお渡しします。
ドラマ館を御覧いただき、縁起物の「餅」をしっかり持ち帰っていただき、良い年越しをお迎えいただければと思います。
2つめの企画は、ドラマ館入館者向けの「年末年始の特別なノベルティの配布」です。
大河ドラマで、若く弱い家康公のモチーフとなったウサギ、そして家康公生誕の岡崎城の昇竜伝説にちなみ、ウサギと竜をデザインしたオリジナルステッカーを来館者特典として制作しました。
奇しくも今年は兎年、来年が辰年であり、年末の12月30日、31日にはウサギのステッカーを、1月1日~3日には竜のステッカーをそれぞれ毎日先着1,000名様にお配りします。
そして、3つ目の企画として、1月8日の閉館日を含む3連休、1月6日~8日に、大河ドラマ館のクライマックスイベントを開催します。
まず、「大河ドラマ館クライマックス大感謝祭」として、入館者へのオリジナルノベルティのプレゼント、キッチンカーなどの飲食コーナー、家康印の商品や農産物の販売などを行い、岡崎公園内に賑わいを生みだしたいと思います。
また、「ありがとう大河ドラマ館・光のフィナーレ」と題し、来館者をはじめ、ドラマ館スタッフ、関係者の皆様に、大河ドラマやドラマ館への感謝のメッセージを書いてもらった行燈をドラマ館周辺に飾ります。
昼は感謝のメッセージを、夜にはメッセージに加え、あたたかな行燈の灯りを楽しんでいただけます。
行燈のメッセージは、岡崎公園内の観光案内所で、1月8日までの間、来園者の皆様にお書きいただくことができます。
自分が住む街が大河ドラマのメインの舞台になること、さらに大河ドラマ館が開設されることは、一生の中でそう何度もあることではありません。
只今御説明した企画の他にも、クライマックスを盛り上げるべく、引き続き、来館者の皆様に喜んでいただける企画を練っておりますので、まだ大河ドラマ館にお越しになられたことがないかたはもちろん、すでにお越しになられたことがあるかたも、是非この機会に、足をお運びいただき、「どうする家康」と共にあったこの1年を振り返っていただければと思います。