Q.救急隊活動の内容について知りたい。
回答
救急隊は、通報内容から傷病者の状態や受傷部位を推測し、必要と思われる資器材を救急車内で準備しながら、道路状況を考慮した経路で現場に向かいます。現場到着後、現場状況を確認して二次災害を防止し、必要に応じて関係機関や応援部隊の要請を行います。
傷病者、家族及び関係者等から発症状況を聴取し、傷病者の身体の状態(顔色、意識状態、呼吸数、脈拍数、血圧、体温など)を観察し、傷病者の状態に応じた処置を実施します。
傷病者一人ひとりに対応する医療機関を選定し、受入れについて確認の電話連絡をします。医療機関選定は①現場の近く(最寄り)の医療機関、②かかりつけ医、③救急医療体制に従い選定するという原則があります。
岡崎市の救急医療体制は、外来の処置や投薬により治療できる傷病者を担当する一次医療機関(夜間の場合は夜間急病診療所、休日は当直制)、入院や手術のできる二次医療機関(4病院の輪番制)、専門的・高度な治療ができる医療機関で重篤傷病者の救命医療を担当する三次医療機関(岡崎市民病院)となっています。
搬送途上も観察を継続し、必要な応急処置を実施します。医療機関へ搬送後、医師へ発症状況、観察結果、実施した応急処置などを申し送り、医療機関から引き揚げます。