Q.救急隊は現場からなぜすぐに出発しないのですか。
回答
現場に到着した後に、救急隊が傷病者の状態を観察し処置を行います。観察には顔色、意識状態、呼吸数、血圧測定、体温測定、心電図測定等があり、処置には酸素投与、体位管理、患部の固定、被覆、心肺蘇生法、薬剤投与、血糖測定、輸液、除細動などがあります。観察・処置を行いながら、症状、地域性、持病及び通院歴、救急医療体制などを考慮して医療機関を選定します。医療機関の状況によっては、受け入れを断られる場合もあり、他の医療機関への問合せを行うこともあります。なお、医療機関選定方法については、「救急隊活動の内容について知りたい。」で示してあります。