Q.建築物のアスベストについて知りたい。
回答
アスベスト(石綿)は、天然に産出する繊維状鉱物で、クリソタイル(白石綿)の蛇紋石系石綿とクロシドライト(青石綿)等が属する角閃石系石綿に分類されます。その特性は、繊維状で紡織性があり、耐熱性、耐摩擦性、耐腐食性、防音性、電気絶縁性などに優れています。その繊維は、髪の毛の5000分の1の細さであります。様々な物性には優れるものの、その健康への障害が問題となり、その使用に対し、規制が段階を経て厳しくなり、現在では、アスベストを含有する物の製造等が全面禁止となりました。全アスベストの内、約9割が建材に使用されており、その対策が現在問題となっております。アスベストを含む建材は、昭和30年代から使用されており、建築物が建てられた時期からアスベストの使用されている可能性がわかります。
建築物を建てた建設会社へ問い合わせすることや、建築物の設計図書などから、建材の商品名などがわかることがあります。商品名がわかれば、製造メーカーへ問い合わせたり、社団法人「日本石綿協会」のホームページ( http://www.jaasc.or.jp/ )などに問い合わせる方法もあります。
また、分析機関に建材中のアスベスト含有の有無を分析依頼することでも確認できます。詳しくは、社団法人愛知県環境測定分析協会(電話:052-321-3803)へお問い合わせください。
アスベストの存在が明らかになった場合は、建物の利用者等の健康被害防止のために、建物の管理者は、飛散防止対策の必要があります。アスベスト含有建材の中でも、飛散リスクの高い吹付け等の「飛散性アスベスト」については、除去等作業の際に事前に届出が必要となります。
詳しくは、担当までお問い合わせください。
関連リンク
- アスベスト(石綿)/環境保全課(新しいウィンドウで開きます)
- 一般社団法人JATI協会(新しいウィンドウで開きます)
- 建物解体時等のアスベスト除去作業の届出や粉じん処理について知りたい。
- 岡崎市におけるアスベスト(石綿)相談窓口について知りたい。