地域の皆様に信頼され、選ばれる病院を目指し、岡崎市民病院に高度医療機器を導入しました。
岡崎市民病院は、岡崎市と幸田町で構成される西三河南部東医療圏で唯一の3次救急医療を担う医療機関として、脳卒中や心筋梗塞等の重篤な救急患者に24時間、365日体制で医療を提供するとともに、地域の基幹病院として、がん医療をはじめとした様々な高度で良質な医療を地域の皆様に提供するために、引き続き施設設備の整備や医療の質の向上に努め、地域の皆様に信頼される、選ばれる病院を目指してまいります。
医療の質の向上のために当院で導入した、高度医療機器の一つである手術支援ロボットは以下の通りです。
1 内視鏡手術支援ロボット(当院では2台目)
⑴ 機器名
内視鏡手術支援ロボット
⑵ 稼働時期
令和7年6月(1台目は令和2年4月)
⑶ 購入金額
220,000,000円
⑷ その他
当院では、内視鏡手術支援ロボットを用いた手術を令和2年度から開始しました。
内視鏡手術支援ロボット 1台で、外科、呼吸器外科、泌尿器科、産婦人科の保険適用手術
を実施しており、平日はほぼ毎日稼働していますが、常に手術待ちが発生していました。
今回の導入で2台体制になり、患者の手術待ち期間を短縮し、多くの方に手術を受けてい
ただくことができます。
ロボット支援による内視鏡下での手術では、傷口が小さく、痛みや身体への負担が少ない
ため術後入院期間が短くなる傾向にあります。また、術式によっては合併症率が下がるとされ
ています。
2 人工関節手術支援ロボット
⑴ 機器名
人工関節手術支援ロボット
⑵ 稼働時期
令和6年8月
⑶ 購入金額
98,890,000円
⑷ その他
人工関節のロボット支援手術では、術前に関節のどの部分にどのような形で設置すべき
か綿密に術前シミュレーションを行なった上で、極めて安全に確度の高い手術を行うことが
できます。
当地域で関節疾患で苦しむ患者に、高度で、安全で、体への負担が少ない手術を提供して
いくことが出来ると考えています。
また、人工関節への置き換え後は脱臼しやすくなることがしばしば問題となりますが、人工
関節手術支援ロボットでは、設置の正確性と股関節の可動域を事前にシミュレーションできる
ことから、脱臼の危険域を術前、術中に把握することができ、脱臼頻度を減らすことができま
す。
西三河の総合病院で初めて導入されてから1年近くが経過し、週に2~3件稼働しています。
3 その他
毎年10月に開催している岡崎市民病院フェスでは、2種類の手術支援ロボットの見学実施を
予定しています。
岡崎市民病院フェスの詳細は、改めて報道発表を予定しています。
お問い合わせ先
担当部署:岡崎市民病院事務局総務課
電話番号:0564-66-7237