三河武士のやかた家康館ミニ企画展「蔦屋重三郎と岡崎 ~狂歌師・三笑家資料を中心に~」を開催します。
三河武士のやかた家康館では、ミニ企画展「蔦屋重三郎と岡崎 ~狂歌師・三笑家資料を中心に~」を開催します。
本展では、岡崎出身の狂歌師・浅倉庵三笑と関係のある名品を中心に、蔦屋重三郎が生きた時代に愛でられた品々を紹介します。
1 日時
令和7年10月17日(金曜日)~令和7年11月30日(日曜日)
9時~17時(入館は16時30分まで)
2 場所
三河武士のやかた家康館(康生町)
3 開催概要
本年の大河ドラマで話題の“蔦重”こと蔦屋重三郎は、江戸時代に多くのヒット本を生み出しました。
実はここ岡崎にも、狂歌を始めとする江戸文化が花開いたことはご存じでしょうか。
江戸時代初期に江戸で商売修業した岡崎出身の深見家の先祖は、帰郷して当時の一大産業であった
三河木綿の問屋を興しました。寛政3年(1791)には、日本橋エリアである大伝馬町に店舗を構える名誉
に恵まれました。
隆盛を極めた時代の当主は「浅倉庵三笑」の狂歌名で三河と尾張の狂歌の指導者として活躍しまし
た。大河ドラマでも登場する大田南畝(蜀山人)、宿屋飯盛、葛飾北斎、他に頭光、唐衣橘洲、浅草庵市
人などの狂歌の大家と交流し、彼らの作品とともに掲載された狂歌集は多く残されています。
寛政9年(1797)没の蔦重の耕書堂は、深見家の店の近所であったと思われます。
当時耕書堂の手代を務めた曲亭馬琴の紀行文『羈旅漫録』などに深見家に滞在した記述があり、蔦重
とどの程度の交流があったのか推察するのも一興です。彼らを迎える度に、岡崎の文人を招いた交流会
が開かれ、地元文化向上に寄与したと考えられます。
また、地元で様々な社会貢献をし、身分の上下なく狂歌を教える私塾を開いたとも伝わります。
本展は三笑と関係のある名品を中心に、蔦重が生きた時代に愛でられた品々を出品しております。
その当時も天変地異や政変による混乱で人々の暮らしは不安定でした。ご覧いただいた皆様に、現代
を明るく生きるヒントを見出していただければ幸いです。
4 入館料
大人(中学生以上)400円
小人(5歳以上)/市民割(高校生以上)200円
5 主催
岡崎市
岡崎城公園指定管理者 一般社団法人岡崎パブリックサービス
6 問い合わせ先
電話番号 0564-24-2204(家康館)
お問い合わせ先
担当部署:経済振興部観光推進課(三河武士のやかた家康館)
電話番号:0564-24-2204