小呂湿地が地域生物多様性増進法に基づく「自然共生サイト」に認定されました。
環境省では、令和5年度から「民間の取組等によって生物多様性の保全が図られている区域」を「自然共生サイト」として認定する取組を開始しました。さらに、令和7年4月にはこの「自然共生サイト」を法制化した「地域生物多様性増進法」を施行し、生物多様性の損失に歯止めをかけ、回復へと反転させる「ネイチャーポジティブ」の実現を促進しています。
本市では、令和5年10月に鳥川ホタルの里が「自然共生サイト」として認定されており、この度、同法の施行後初となる「自然共生サイト」として小呂湿地が認定されました。
1 小呂湿地の概要
本湿地は市のおおよそ中央部に位置する小呂町の丘陵地帯の谷間に成立した湿地で、希少
な動植物を数多く確認できる場所です。
随時、市民活動団体「おかざき湿地保護の会」の皆さんによる草刈りや木道補修、動植物の
観察が行われ、自然環境が維持されています。
2 認定日
令和7年9月16日(火曜日)
3 認定のメリット
市内外に広く認識され、区域としての重要性が増すことにより、生物多様性の継続的な保全
につながります。
また、国定公園などの保護地域以外で生物多様性保全に資する区域として国際データベース
に登録されることにより、30by30(サーティ・バイ・サーティ)の実現に貢献できます。
※「30by30」とは
2030年までに、陸と海の30パーセント以上を健全な生態系として効果的に保全しようとす
る目標のこと。
4 その他
今後も自然環境保全活動を継続し、小呂湿地を豊かな生態系が存在する自然遺産として後
世に継承していきます。
また、鳥川ホタルの里、小呂湿地と同様に自然共生サイトとしてふさわしい区域を模索し、認
定申請を進めます。
お問い合わせ先
担当部署:環境部環境保全課
電話番号:0564-23-6188