額田中学校生徒の“第二の家”敬信寮の閉寮式が行われました。
2024年3月11日(月曜日)、額田中学校の寄宿舎である敬信寮の閉寮式が行われ、寮職員、来賓など約80名の前で現役の寮生が感謝の思いを述べました。
敬信寮は、額田中学校開校翌年の1973年に、遠距離により通学が困難な生徒が生活できる寄宿舎として建設されました。鉄筋コンクリート造りの3階建てで、男女両棟に各14室を完備した寮は、開寮当初は196人が生活し、1991年には最多の230人が利用しましたが、今年度は56人となり、近年の入寮者の減少などを理由に3月末をもって51年という長い歴史に幕を閉じます。
公立中学校の寄宿舎は県内唯一であり、全国でも20程度しかないという珍しい敬信寮。開寮してからの51年間で過ごした寮生は2,500人超え、その数は同校卒業生徒の約40%にも及びます。
寮生にとって”第二の家”である敬信寮は多くのかたに愛されており、思い出の詰まった敬信寮の最後を見届けようと、寮の一般開放日にはこれまでに卒寮した地域のかたも足を運ぶ様子が見られました。
同校の夏目校長は、「建物はしばらく残る。時々この敬信寮を学校から眺め、ここで学んだことを思い出し、学校生活に活かして欲しい」と述べ、閉寮式で寮生の代表として感謝の言葉を述べた2年の倉橋翼さんは、「辛いこともあったけど、たくさんの思い出をくれた敬信寮には感謝しかない」とこれまでの生活を笑顔で振り返りました。
閉寮式後に敬信寮の屋上で行われたセレモニーでは、寮生らが敬信寮への思いを込めて「ありがとう敬信寮!」の掛け声のもとカラフルな風船を放ち、敬信寮とお別れをしました。
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