ロタ予防接種
ロタ予防接種
岡崎市では、平成28年8月から任意の予防接種であるロタ予防接種費用の一部を助成しておりましたが、令和2年10月1日からロタ予防接種が新たに定期の予防接種となりました。
(令和2年7月以前に生まれたかたは、対象年齢当時、ロタ予防接種が任意接種であったため、接種費用を一部自己負担していただいておりました。 )
ロタウイルス胃腸炎とは
ロタウイルスは、世界のどこでもみられる、主に5歳未満の乳幼児に多くみられる急性胃腸炎の原因ウイルスです。
口から侵入したロタウイルスが腸管に感染して発症します。感染力が非常に強く、手洗いや消毒などをしっかりしても、感染予防をすることが難しいため、乳幼児のうちに、ほとんどの子どもがかかります。下痢や嘔吐は1週間程度で治りますが、下痢や嘔吐が激しくなると、脱水症状を起こす場合もあり、乳幼児の急性胃腸炎の入院の中で、もっとも多い感染症です。初めてロタウイルスに感染した時は、特に重症化しやすく、まれに脳や腎臓に影響をおよぼすこともあり、注意が必要です。年齢にかかわらず、何度でも感染発病しますが、乳児期での初感染が最も重症で、その後感染を繰り返すににつれて軽症化していきます。
生後、すぐに感染する場合もあるので、ワクチンの接種は、早い時期に完了させます。接種を完了させることで、入院するような重症化のほとんどが予防できます。
通知(予診票・接種券)の発送について
・ロタ予防接種の通知(予診票・接種券)は、対象者が生後2か月を迎える月の前月の下旬に発送します(例:4月生まれのお子様の通知は、5月下旬に発送)。ただし、出生の翌月に出生届を提出された場合は、発送が1か月程度遅れます。通知が届く前に予約をされていて予約日の間際になっても通知が届かない場合は、下記担当課へお問い合わせください。
・通知は、ロタ、ヒブ(Hib)、小児用肺炎球菌、B型肝炎予防接種が同封されます。
・岡崎市へ転入されたかたで調査票が未返送の場合は、通知が発送できません。調査票を速やかにご返送ください。お急ぎの場合は、記入した調査票と母子健康手帳を保健所窓口へお持ちください。
接種について
対象者は、接種日時点で岡崎市に住民登録があるかたです。
種類 |
対象年齢 |
回数 |
間隔 |
|
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開始 |
終了 |
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1価ワクチン(ロタリックス) |
生後2か月から |
生後24週まで |
2回 |
27日以上 |
5価ワクチン(ロタテック) |
生後32週まで |
3回 |
・生ワクチンで、経口(飲む)接種です。
・2種類ありますが、予防効果や安全性に差はありません。途中からワクチンの種類を変更することができませんので、最初に接種したワクチンを2回目以降も接種します。
・どちらのワクチンも1回目の接種は、出生14週6日後(約3か月半過ぎ)までに受けることが推奨されています(腸重積症の好発時期を避けるため)。推奨期間を過ぎた場合は医師と相談のうえ判断してください。
・標準的な接種の対象年齢よりも早期に接種を希望される場合は申請が必要です。下記担当課へご連絡ください。(ただし、出生6週0日後未満では接種できません。 )
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