岡崎の心の醸成
岡崎に関わる人・もの・ことを教材や題材として取り上げた学習をすると、岡崎のことがよくわかるようになります。
そして、岡崎への愛着や誇りといった思いが生まれてきます。さらに、その学びから自分への思いがもてるようにしたいと考えています。
たとえば、本多光太郎が何ものにも負けない強い意志とたゆまぬ努力でKS鋼・新KS鋼を発明したことを学ぶと、岡崎の偉人本多光太郎のことがよくわかります。
世界的な発明をした本多光太郎を誇りに思い、偉大な科学者を輩出した岡崎に愛着をもつようになります。
そして、さらに「ぼくも、「つとめてやむな」を生活の信条にしよう。」という思いがもてたとき、「岡崎の心が醸成された」ととらえることとします。
こうした視点から、本市では、「岡崎の心を醸成する学習」を進めています。
社会科
郷土読本「おかざき」(小学3・4年生)、「おかざき」別冊(小学6年生)、「岡崎」(中学1・2・3年生)
小学3年生
郷土読本巻頭に掲載された、徳川家康遺訓の意味を理解し、親しみをもつようにします。
小学4年生
徳川家康の生い立ち、学区とのつながり、家康の願いについて学び、家康と岡崎市との深い関わりをつかむようにします。
小学6年生
関ケ原の戦い以前の家康の歩みと、それを支えた家臣団について学び、家康の業績や託された言葉を考えるようにします。
中学生
徳川家康の業績、岡崎との関わり、三河武士の功績、遺訓の解釈などについて多面的にとらえます。また、志賀重昂、石田茂作、本多光太郎の業績に迫ります。
英語科
テキスト教材「Our City OKAZAKI」
中学校では、副読本として生徒一人に1冊を配付しています。岡崎市の歴史や偉人、行事などについて書かれた英文を聞いたり読んだりする活動を通して、郷土岡崎についての理解を深めるとともに、学んだ英語で岡崎のことを伝えることができる生徒を育てていきます。
技術・家庭科
「地産地消の取組」
中学生
技術課の授業で「法性寺ネギ」や「むらさき麦」を育て、家庭科で八丁味噌を用いた調理学習をし、地産地消の大切さを学びます。小学校の中には、地域の方々に教えていただきながら、「法性寺ネギ」や「むらさき麦」を栽培している学校もあります。
音楽科
おかざきの心の歌 夢三部作
「夢ふくらませ」「夢受け継いで」「夢おどる」(振り付)の3曲で構成されています。
歌詞は「心のふるさと岡崎」を表しており、岡崎の自然や文化、先人の偉業に対する畏敬の念、命の大切さ、成長する喜び、誇りに思う気持ちが託されています。