市指定:絵画 板地著色三十六歌仙図扁額
板地著色三十六歌仙図扁額
平安中期の歌人藤原公任(966~1041)が三十六人撰を著し、これをもとに三十六人の名歌をを集め歌集や歌人の姿を絵画にした三十六歌仙図が作られるようになりました。
画面は胡粉の下地に黄土を塗って素地として、衣裳文様には金銀泥を用いた色鮮やかなものです。
額裏(左一)「三河国瀧山寺/東照宮御拝殿謌仙/正保三丙戌歳九月十七日/狩野法眼探幽斎守信圖之/謹以献焉」 (左十八)「狩野法眼探幽斎守信圖之/謹以献焉」
作者の狩野探幽(1602-1674 )は狩野永徳の孫で幕府御用絵師で江戸狩野の基礎を確立し、以後の繁栄へと導いた。三十六歌仙図の画帖や扁額を静岡浅間神社を始めとしていくつも描いている。
ふりがな | いたじちゃくしょくさんじゅうろっかせんずへんがく |
指定(種別) | 岡崎市指定文化財(絵画) |
員数 | 36面 |
指定年月日 | 昭和62年7月15日 |
所在地 | 岡崎市滝町字山籠 MAP(新しいウィンドウで開きます) |
所有者 | 滝山東照宮 |
管理者 | 岡崎市美術博物館(高隆寺町)寄託 |
時代 | 江戸時代 正保3年(1646) |
参考文献 |
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注意:文化財の概要については、新たな発見や再調査により記載内容が変更となる可能性があります。
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