市指定:工芸品 懸仏
懸仏
破損し、本尊と裏板を残すのみですが、当初は木版の上に銅板を貼り、仏像のほか、花瓶、天蓋など荘厳具を配したものと思われます。像尊は不詳ですが、千手観音かと思われます。裏板背面に黒書銘あり。鎌倉時代における懸仏の典型的な形式をしており、また裏板銘から永仁4年(1296) 6月に比丘尼信性が額田郡大門寺に奉納した懸仏であることが知られます。奉納寺、制作年代、奉納者の明らかなものとしては、現在岡崎市内では最も古いもので、資料的価値が高いです。
ふりがな | かけぼとけ |
指定(種別) | 岡崎市指定文化財(工芸品) |
員数 | 1面 |
大きさ | 径20.0cm |
指定年月日 | 昭和62年7月15日 |
所在地 | 岡崎市大門3丁目 MAP(新しいウィンドウで開きます) |
所有者 | 八剣神社 |
時代 | 鎌倉時代 永仁4年(1296) |
参考文献 |
|
注意:文化財の概要については、新たな発見や再調査により記載内容が変更となる可能性があります。
▼岡崎市指定文化財目録へもどる