市指定:工芸品 熱田神社の脇差
熱田神社の脇差
弘治2年(1556)の雨山合戦の勝利を祝って領主阿知波貞直が熱田神社に刀を奉納し、いつしかその刀は失せてしまってその代わりに納められた脇差です。
銘文表に「駿州住兼貞」とあります。兼貞は美濃関(現在の岐阜県関市)生まれで関から駿河国(現在の静岡県中部)に移住し、 寛永・寛文(1624~1673)に作刀されています 太平の世になると斬り合うことも少なくなり、反りの少ない刀が流行しましたが、この刀もその姿を反映して反りが少ないです。
ふりがな | あつたじんじゃのわきざし |
指定(種別) | 岡崎市指定文化財(工芸品) |
員数 | 1口 |
大きさ | 長さ1尺7寸(51.5cm) |
指定年月日 | 平成2年7月6日 |
所在地 | 岡崎市雨 |
所有者 | 熱田神社 |
管理者 | 岡崎市美術博物館(高隆寺町)寄託 |
時代 | 江戸時代 |
参考文献 |
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注意:文化財の概要については、新たな発見や再調査により記載内容が変更となる可能性があります。
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